2000 Fiscal Year Annual Research Report
高齢化社会に備えた人物像理解の基礎研究(「人間を見守る暖かい目の要素技術)
Project/Area Number |
11450146
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
末永 康仁 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (60293643)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳥脇 純一郎 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30023138)
森 健策 名古屋大学, 工学研究科, 講師 (10293664)
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Keywords | 人物像認識 / ユーザインタフェース / 背骨姿勢推定 / 人物モデル / モデル当てはめ / 手形状推定 |
Research Abstract |
本年度の研究では人物像の範囲を、いわゆる通常のビデオカメラにより撮影された画像(通常人物像)、ならびに、内視鏡やX線CT装置により撮影された画像(医用人物像)の両方に拡大し、前年度の研究成果を発展させた.ここでは、前年度の研究により構築された人物像モデルを用いて、画像として得られる人物像から計算機内に半自動で人物像モデルを半自動生成する手順の検討を行った.ここでは、前年において購入したビデオカメラにより撮影される通常人物像画像、また、X線CTにより撮影される人体内部の画像から個々人にあった人物像モデルを半自動的に生成する手順の開発を進めた. 次に、半自動的に生成されたモデルと実際に撮影された画像の対応付けを行う手順の開発を行った.ここでは、半自動的に生成された人物像モデルと実際に撮影される画像を照らし合わせ、人物像モデル生成パラメータを変化させることでモデルと画像との対応付ける手法の検討を行い,その実装を進めた.この対応付け手法を用いることにより,ビデオカメラからの画像を計算機に入力するのみで,人物の姿勢(人物全体の姿勢や手などの局所的な姿勢)を推定することが可能となる.予備的な実験結果の結果,ごく限られたケースではあるが,ビデオ画像とモデルとの対応付けを取ることで姿勢推定が可能となることを確認した. さらに,このような姿勢推定法が可能となった場合の高齢化社会におけるユーザインタフェースの研究を行った.ここでは,ユーザは画面の前でその人の手により指示を出し,その様子をビデオカメラで撮影するし,手の姿勢を推定することで,ユーザの指示を自動的に理解するものである.実験の結果,従来のインタフェースと比較してより直感的なユーザインタフェースの構築を行うことができた.
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Research Products
(1 results)