2000 Fiscal Year Annual Research Report
セメントコンクリート発生材の道路・地盤材料としての再利用に関する研究
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11450171
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Research Institution | OSAKA CITY UNIVERSITY |
Principal Investigator |
山田 優 大阪市立大学, 工学部, 教授 (10047293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 正典 近畿大学, 理工学部, 教授 (40088456)
玉井 元治 近畿大学, 理工学部, 教授 (70088409)
貫上 佳則 大阪市立大学, 工学部, 助教授 (90177759)
桑山 忠 大同工業大学, 工学部, 教授 (70023299)
柳下 文夫 近畿大学, 理工学部, 助教授 (30166483)
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Keywords | コンクリート / 建設副産物 / リサイクル / 再生資源 / 土木材料 / 再生骨材 / 分離微粉 / 地盤材料 |
Research Abstract |
1.コンクリート用高品質再生骨材の製造方法とその適用性について 小型ボールミルを使って再生細骨材を高品質化する実験を行い、実験条件と再生細骨材の品質との関係、その品質がモルタルの性状に及ぼす影響について検討し、再生細骨材の高品質化に役立つ知見を得た。 2.再生骨材のコンクリート用骨材としての適用性について 再生骨材を用いたRCはり部材の力学特性について検討し、構造用部材に適用するためには、再生骨材の高品質化が必要なことを確認した。また、普通骨材に比べて吸水率が高い再生骨材を使って良質なコンクリートを製造する方法としての減圧練り混ぜ効果について検討し、減圧練り混ぜによりコンクリートの品質が改善されるが、十分な効果を得るためには高減圧度による長時間練り混ぜが必要であることが分かった。 3.再生骨材の利用用途について 再生骨材の排水性アスファルト混合物用骨材としての適用性を検討し、混合物の品質を改善する効果があることを見いだした。。 4.分離粉末の利用用途について 高流動コンクリート用混和材としての適用性を他の各種微粉末と比較する実験により検討し、適用するためには、粒形、粒度が重要であることが分かった。また、アスファルト混合物発生材の新しい再資源化方法として、微粉末を用いて骨材とアスファルトを分離する技術を考え、そのための微粉末として分離粉末が適用可能なことを見いだした。。 5.再生骨材と他の再生資源との複合による利用について 再生骨材と石炭灰および廃プラスチック骨材を複合させて用いたコンクリートの物理的ならびに力学的特性を検討した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 麓隆行: "再生細骨材の品質がモルタルの性状に及ぼす影響についての検討"コンクリート工学年次論文集. 22-2. 1111-1116 (2000)
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[Publications] 山田優: "建設廃材の再生資源化"環境技術. 29-6. 9-14 (2000)
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[Publications] 玉井元治: "肥料を混入したポーラスコンクリートの性質"セメント・コンクリート論文集. 54. 550-555 (2001)
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[Publications] 玉井元治: "肥料を混入したポーラスコンクリートへの海藻類の付着"セメント・コンクリート論文集. 54. 556-561 (2001)
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[Publications] 長峰慎: "細骨材の物理的性質がモルタル性状に及ぼす影響について"土木学会関西支部年次学術講演概要. (未定). (2001)
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[Publications] 麓隆行: "Effects of Improving Recycled Fine Aggregate by Ball Mill"Memoirs of the Paculty of Engineering, Osaka City University. 41. 65-72 (2000)