1999 Fiscal Year Annual Research Report
絵図による神仏習合社寺の建物配置、信仰形態、立地環境に関する復原的調査研究
Project/Area Number |
11450232
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | National Museum of Japanese History |
Principal Investigator |
濱島 正士 国立歴史民俗博物館, 情報資料研究部, 教授 (20156392)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青山 宏夫 国立歴史民俗博物館, 歴史研究部, 助教授 (00167222)
湯浅 隆 国立歴史民俗博物館, 歴史研究部, 助教授 (20150021)
福原 敏男 国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 助教授 (20156805)
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Keywords | 社寺絵図 / 社寺参詣曼荼羅 / 神仏習合 / 立地環境 / 伽藍社殿配置 / 神宮寺 / 鎮守社 / 山岳信仰 |
Research Abstract |
今年度は着手が遅れたため、もっぱら資料収集、現地調査に終始した。 資料収集は近世以前の社寺境内絵図・参詣曼荼羅・社殿伽藍配置図その他社寺の立地環境を示す絵図に関するデータを地方史誌・社寺史誌・文化財報告書・博物館展示図録等から描出し、県別にリストアップした。対象文献が多いため、補助者の協力をえて行なったが、まだ全国には及んでおらず、分類までには至っていない。重要と思われる資料のうち、本格的な写真撮影が行われていて、事情が許すものについては紙焼の入手を図った。 現地調査はリストの中からとくに重要と思われる資料について全員又は個別に現地調査を行ない、各分担分野の立場から調査し、あわせて専門家による写真撮影を行なった。また、個別に社寺の現地調査を行ない、神仏習合の状況や立地環境等に関する復原的調査を行なった。これらについてもまた整理・検討する段階には至っていないが、現地調査を踏まえて、神仏習合の問題について全員で討議を重ねている。
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