1999 Fiscal Year Annual Research Report
金属錯体の連結による配位高分子の構造制御と分子接合システムの構築
Project/Area Number |
11450366
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
白井 汪芳 信州大学, 繊維学部, 教授 (80021153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 睦 信州大学, 繊維学部, 助手 (60273075)
英 謙二 信州大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (60126696)
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Keywords | 配位高分子 / 金属錯体 / デンドリマー / 分子接合 / 自己会合 / 超分子 |
Research Abstract |
水素結合、配位結合などの非共有結合を用いることにより、従来とは異なる非共有結合性高分子の合成および新規な物性の発現を目指し研究を行った。本研究では、非共有結合として金属イオンと配位子間による金属錯体形成を選択した。有機物である配位子は、溶液内で自発的に金属イオンと結合し錯体を生成する。同一分子内に2つの配位子部を導入することにより、金属イオンの添加による錯体形成と同時にユニット間の連結がおこる。しかしながら、適切な分子設計が行われていない架橋配位子を用いた場合、錯体形成と同時に不溶な配位高分子しか得られない。そこで、本研究では高分子化後の溶解性の改善を考慮した架橋配位子の分子設計を行った。溶解性を高めるため架橋配位子内に長鎖アルキル基を導入したものと配位子間をビナフチル基で連結したものを合成した。これら架橋配位子の設計により、新規な高分子量の配位高分子を合成することができた。架橋配位子の設計により得られた配位高分子は特異な構造となり、配位高分子で問題となる溶解性の低下も防ぐことができることが明らかとなった。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] M. Kimura: "Intramolecular Energy Transfer in 1.3.5-Phenylene-based Dendritic Porphyrin."Macromolecules. 32. 8237-8239 (1999)
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[Publications] M. Kimura: "Temperature-Sensitive Dendritic Hosts: Synthesis, Characterization, and Control of Catalytic Activity"Macromolecules. 33. 1117-1119 (2000)
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[Publications] M. Kimura: "A rigid 1.3.5-Phenylene-based metallodendrimer containing a rutherium(11)bis(terpyridyl) complex"Chem. Commun.. 11-12 (2000)
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[Publications] M. Kimura: "Well-defined Polynuclear Iron(11) Complexes Bridged by Back-To-back Ligands"Chemistry Letters. 1129-1130 (1999)
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[Publications] M. Kimura: "Self-assembly of Chiral-Twisted Porphyrindimers"New. J. Chem.. 113-114 (2000)
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[Publications] M. Kimura: "Self-assembly of Twisted Bridging Ligands to Helical Coordination Polymers"Macromolecules. 32. 7951-7953 (1999)