2002 Fiscal Year Annual Research Report
金属錯体の連結による配位高分子の構造制御と分子接合システムの構築
Project/Area Number |
11450366
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
白井 汪芳 信州大学, 繊維学部, 教授 (80021153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 睦 信州大学, 繊維学部, 助手 (60273075)
英 謙二 信州大学, 工学系研究科, 教授 (60126696)
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Keywords | 液晶性 / ポルフィリン / フタロシアニン / デンドリマー / 星型 / ブロック共重合 / メタセシス重合 / フラーレン |
Research Abstract |
金属ポルフィリン錯体およびフタロシアニン錯体を含む球状・星状・ブラシ型分子を合成した。長鎖アルキル基を持つ剛直デンドリティックポルフィリンを合成し、液晶性およびC_<60>存在下での組織構造の変化について検討を行なった。剛直デンドリティックポルフィリン内のナノ空間内にC60を包接させたところ組織構造が大きく変化することを明らかとした。フタロシアニン錯体の側鎖に共役オリゴマーを導入したところ、吸収・蛍光スペクトルのチューニングが可能なこと、さらにアルキル基を導入することによって液晶性を示すことを見出した。新規なフタロシアニンモノマーを合成し、さらにメタセシス重合によって両親媒性ブロック共重合体を合成した。得られた共重合体の水中・気水界面での組織化について検討を行なった。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] M.Kimura et al.: "Self-Organization of Supramolecular Complex Composed of Rigid Dendritic..."Journal of American Chemical Society. 124. 5274-5275 (2002)
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[Publications] M.Kimura et al.: "Star-Shaped Stilbenoid Phthalocaynines"Chemistry of Materials. 14. 2711-2717 (2002)
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[Publications] M.Kimura et al.: "Aggregation Behavior of Amphiphilic Phthalocyanine Block Copolymers"Langmuir. 18. 7683-7687 (2002)