2000 Fiscal Year Annual Research Report
発展途上国における森林をめぐる土地所有の形成過程に関する研究
Project/Area Number |
11460062
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
餅田 治之 筑波大学, 農林学系, 教授 (80282317)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戴 玉才 筑波大学, 農林学系, 講師 (80302371)
増田 美砂 筑波大学, 農林学系, 助教授 (70192747)
永木 正和 筑波大学, 農林学系, 教授 (90003144)
谷 祐可子 東北学院大学, 経済学部, 講師 (40326707)
|
Keywords | 森林所有 / 農民的造林 / ラオス / ケニア / ブラジル・サンパウロ州 |
Research Abstract |
●インドネシアの地域資源管理に関する調査 地域資源管理における問題点を明らかにするために、集落領域内にある丘陵地とそれに隣接する国有林それぞれの土地利用について、衛星画像解析を行うとともに、98年の経済危機以降拡大した林野開墾にともない、国有林をめぐる制度がどのように変化したかについて、現地における資料収集を行った。 ●ケニアの森林利用と森林所有について ケニア・カカメガ国有林における木材の生産・流通と土地所有に関する調査資料の整理を行い、論文作成の準備を行った。 ●ラオスの森林所有 市場経済化を達成したラオスにおいて、それ以前と以降における木材の生産とそれを規定する土地所有の在り方について、従前から行っていた調査資料の分析を行い、ビエンチャン特別市における木材工業を事例とした論文を作成し、筑波大学農林技術センター演習林研究報告に投稿した。 ●ブラジル・サンパウロ州の森林所有と土地利用に関する調査 平成13年2月より、ブラジル・サンパウロ州における農民的造林の展開と土地利用の実態を明らかにする調査を行う。調査対象は、サンパウロ州環境局森林院他で、この調査を予備調査として、課題の深化を図る計画となっている。
|
Research Products
(1 results)