2001 Fiscal Year Annual Research Report
中山間地の生存基盤の維持に関する研究―鳥取県八頭郡の私都谷を中心として―
Project/Area Number |
11460112
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Research Institution | TOTTORI UNIVERSITY |
Principal Investigator |
吉田 勲 鳥取大学, 農学部, 教授 (40038237)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
服部 九二雄 鳥取大学, 農学部, 教授 (00032300)
田熊 勝利 鳥取大学, 農学部, 教授 (40032297)
唐橋 需 鳥取大学, 農学部, 教授 (70294345)
三竿 善明 鳥取大学, 農学部, 助教授 (60112108)
長谷川 紘一 鳥取大学, 農学部, 助教授 (10039331)
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Keywords | 中山間地 / 交通弱者 / 弾丸暗渠 / 刈払機 / 土壌保全 / 除草 / 農薬 / 養生条件 |
Research Abstract |
吉田は過疎地である私都谷内の集落住民の交通事情の把握につとめた.なぜならば,この地の集落を活性化することは到底不可能で,現実的には,そこに住んでいる人の通院買い物の手段としての交通手段の確保が先決だからである。 唐橋と三竿は悼部延長用垂直ハンドルと腰吊り下げベルトの装着を主な特徴とする改良背負い式刈払機を開発して、中山間地水田畦畔草刈作業の軽労働化に寄与できることを明らかにした。また、弾丸暗渠せん孔作業の高速化技術を開発した。 田熊は,土壇は,耕作放棄によって土の保水性の低下などもみられ,明らかに砂質土系的になってきている.このことは放棄によって荒地化し,乾燥化し、粗間隙が増大し、団粒化の傾向もみられず、土壌保全の面からみると,国土環境保全機能の低下が考えられる. 原田は猪迫の研究を引き継ぎ特に,水田の除草に使われている薬剤の動態的把握を行った。その結果農業廃水・浸透水による河川や地下水の農薬による汚染を低減するために,水田管理の重要性を農薬の表面流出および地下水浸透の観点から再確認が重要であることを確認し,paddyモデルを提案し,農薬の環境への流出量を推定することにより,適切な水田管理が可能になることを示唆した。 服部と緒方はコンクリートの熱伝達係数の評価法,初期養生条件の異なるマッシブなコンクリート供試体の諸条件に関する研究などを行なった.長谷川は昨年と,同様な実験を繰り返し,その成果をまとめた.
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[Publications] 山西, 福井, 吉田勲, 劉宝鋼, 小関正敏敏範: "小規模下水処理施設からの汚泥の高速コンポスト化とその農地還元について"再生と利用. 24(91). 29-35 (2001)
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[Publications] 原田昌佳, 吉田勲: "湖山池における底質中における硫化物と重金属の分布特性"農村計画論文集. 第3集. 61-66 (2001)
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[Publications] 吉田勲, 原田昌佳: "バングラデシュの氾濫湖周辺住民の生活に関する研究"農村計画論文集. 第3集. 91-96 (2001)
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[Publications] 緒方英彦, 野中資博, 服部九二雄: "長手コンクリート構造物の初期材齢ひび割れ解析に用いる乾燥収縮ひずみ推定式の提案"農業土木学会論文集. 214. 43-53 (2001)
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[Publications] 佐藤, 服部九二雄, 緒方英彦, 高田: "初期養生条件の異なるマッシブなコンクリート供試体の諸特性に関する研究"農業土木学会論文集. 215. 41-48 (2001)
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[Publications] 服部九二雄, 佐藤周之, 緒方英彦: "超音波法と反撥度法による構造物コンクリートの品質評価"農業土木学会誌. 69(5). 49-52 (2001)
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[Publications] )履帯設計指針作成委員会編分担主筆(吉田勲): "履帯の設計工学-履帯設計と性能予測の基礎"テラメカニックス研究会. 388 (2000)