1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11460115
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
松田 従三 北海道大学, 大学院・農学研究科, 教授 (50002069)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 和夫 北海道電力株式会社, 総合研究所, 主幹研究員
樋元 淳一 北海道大学, 大学院・農学研究科, 助手 (00199019)
近江谷 和彦 北海道大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (80002062)
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Keywords | 高温好気法 / 好気性処理 / 有機性廃棄物 / 家畜ふん尿 / 生ごみ / 有機物分解率 / 堆肥化 / 減量化 |
Research Abstract |
本年度は二つの実験を実施中である。 1.20L分解槽による豚ふんの高温好気法分解の予備実験 分解槽には担体として杉チップを入れ、これに水分を80.5 %.w.b.に調整した豚ふんを、投入負荷0.9,1.5,2.0kg/20L・dで投入した。空気を底部から2L/minで供給し、堅型オーガで内容物を常時撹拌した。ふん尿投入後約2時間で最高温度約45℃に達し、その後徐々に低下した。好気的分解中のpHは9.0〜9.4の間で推移した。投入負荷が0.9kg/dの時、ふん尿の減量率は約76%、有機物分解率は28%であり、負荷が大きくなるほど減量率、分解率は低下することがわかった。 2.75m^3の実用規模分解槽による野菜くずの高温好気法分解実験 処理施設は荷受けホッパー、粉砕機、粉砕くず供給ポンプ、分解槽(有効容積42m^3)、移動式堅型撹拌オーガ、脱臭室で構成されている。分解槽には担体としてカラ松チップを投入した。毎日約2トンの平均水分約88%のタマネギ、ニンジン、キャベツなどの野菜くずが投入された。分解槽は45〜60℃の間を推移し、pHは9以上を示している。約3ヶ月間の運転後では、野菜くずの減量率は約84%、有機物分解率は76%である。野菜くずのみの投入では、有機物分解による発熱量よりも、投入水分が多いため、分解槽は徐々に水分が蓄積される傾向にある。 今後は小型分解槽を用いて、投入材料の投入量、水分、有機物量を変えて、有機物分解の難易性、最適運転条件を明らかにする予定である。
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