2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11470196
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Research Institution | HIROSHIMA INTERNATIONAL UNIVERSITY |
Principal Investigator |
堀口 隆良 広島国際大学, 保健医療学部, 教授 (40033899)
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Keywords | CdZnTe検出器 / 多重配列モジュール / 核医学診断画像 |
Research Abstract |
本研究の目的は、可搬型で高効率・高分解能の核医学診断装置を開発することにある。そのため、平成11年度は12チヤンネルのCdZnTe検出器配列モジュールを特注製作し、その基本特性を調べた。平成12年度は、この配列モジュールを空間的に1次元走査して、放射線ミニファントムのエネルギー選別計数値をコンピュータに取り込み、新たに開発したソフ卜ウェアにより核医学診断画像を得た。更にもう1式単一の超高分解能Si-X線検出器系を購入し、これを1次元走査してよりエネルギー分解能の高い画像を取得した。 今年度は、昨年度に引き続き以下の研究を行った。 1.これまでの配列モジュールの手動走査に代わり、パルスモータ駆動の電動ステージを導入した。すなわち、現有の1次元電動ステージに更にもう1台電動ステージとその制御ボードを増設して、コンピュータ制御で高精度の2次元空間走査が出来るように改良した。 2.核医学診断画像の分解能を調べるため、数種類のミニファントムを製作した。 3.大面積平面型^<241>Am放射線源を特注製作し、これと高分解能単一検出器系を用いて、このミニファントムの高精度1次元画像を取得した。 4.同様に、この放射線源と検出器配列モジュールを用いて、このミニファントムの2次元核医学画像を取得した。 5.両者の画像を、異なるエネルギー幅ごと、異なる厚さのミニファントムごとに比較・検討し、最も高分解能画像が得られる条件を調べている。 現在、この高分解能画像とCdZnTe配列モジュールの2次元画像を比較・検討し、改良点を調べ、配列モジュールの高性能化と実用化の可能性を調べている。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] H.Iimura, T.Horiguchi et al.: "Hyperfine Structure and Isotope Shift Measurements of long-lived La Isotopes by Collinear Laser Spectroscopy"International Conference on Exotic Nuclei and Atomic Masses : ENAM2001, 2-7 July, 2001, Hameenlinna, Finland. (2001)
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[Publications] T.Horiguchi, J.Katakura et al.: "CHART OF THE NUCLIDES 2000:核図表2000年版"Japanese Nuclear Data Clmmittee and Nuclear Data Center, JAERI. 22 (2001)