看護系大学・短期大学における教授活動支援システムの開発

2000 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 11470519
• Research Institution: Chiba University
• Principal Investigator: 舟島 なをみ 千葉大学, 看護学部, 教授 (00229098)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 平山 朝子 岐阜県立看護大学, 学長 (20110356) ; 佐藤 禮子 千葉大学, 看護学部, 教授 (90132240) ; 野口 美和子 千葉大学, 看護学部, 教授 (10070682) ; 前原 澄子 三重県立看護大学, 学長 (80009612) ; 杉森 みど里 群馬県立医療短期大学, 学長 (20070758)
• Keywords: 看護系大学 / 自己点検評価 / 看護実践能力評価 / 教授能力評価 / ロールモデル行動評価 / 看護学教員 / 内容分析

Research Abstract

1.教員が看護実践能力を自己評価するための測定用具:平成11年度に作成した測定用具「看護実践における問題対応行動自己評価尺度」を用い、次の手続きにより予備調査を実施した。(1)便宜的に抽出した一般病院に研究協力を依頼し、承諾を得た施設に勤務する看護婦・士を対象に、質問紙を郵送・回収した。(2)統計解析ソフトSPSSを用いて回答内容を分析し、測定用具の信頼性・妥当性を検討した。
2.教員が教授能力を自己評価するための測定用具:平成11年度に作成した測定用具「実習目標達成に向けた教授活動自己評価尺度」を用い、次の手続きにより予備調査を実施した。(1)便宜的に抽出した看護系大学、看護系短期大学、看護専門学校に研究協力を依頼し、承諾を得た施設に所属する看護学教員を対象に質問紙を郵送・回収した。(2)統計解析ソフトSPSSを用いて回答内容を分析し、測定用具の信頼性・妥当性を検討した。
3.教員に求められる態度の獲得状況を自己評価するための測定用具:次の手続きにより測定用具を完成した。(1)教員のロールモデル行動を網羅するカテゴリを質的帰納的に解明した平成11年度の研究成果に基づき、測定用具「看護学教員のロールモデル行動自己評価尺度」の理論的枠組みを構築し、質問項目の作成および尺度構成を行った。(2)看護系大学教員、短期大学教員、看護専門学校教員、尺度開発研究経験を持つ看護教育学研究者から成る専門家会議を開催し、測定用具の内容的妥当性を確認した。(3)作成した測定用具を用い予備調査を実施し、質問紙を修正した。(4)測定用具の完成に向け、本調査を実施した。本調査においては、無作為に抽出した看護系大学、看護系短期大学、看護専門学校に研究協力を依頼し、教育管理責任者から承諾を得られた施設に所属する看護学教員を対象に質問紙を郵送・回収した。回答内容の分析には、統計解析ソフトSPSSを用い、測定用具の信頼性、妥当性を検討し、4下位尺度56項目からなる測定用具「看護学教員のロールモデル行動自己評価尺度」を完成した。

Research Products

• [Publications] 杉森みど里,舟島なをみ: "学生が知覚している看護学教員のロールモデル行動に関する研究"看護教育学研究. 9・2. 8-9 (2000)
• [Publications] 舟島なをみ: "看護学教員のロールモデル行動に関する研究"千葉看護学会会誌. 6・2. 1-8 (2000)