1999 Fiscal Year Annual Research Report
癌患者の主体的療養を支援するための外来看護モデルの構築に関する研究
Project/Area Number |
11470527
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
佐藤 禮子 千葉大学, 看護学部, 教授 (90132240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小西 美ゆき 千葉大学, 看護学部, 助手 (30292684)
水野 照美 千葉大学, 看護学部, 助手 (90261932)
佐藤 まゆみ 千葉大学, 看護学部, 助手 (10251191)
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Keywords | 外来 / 外来看護 / 在宅 / 在宅看護 / 通院 / 療養 / 癌患者 / 外来看護モデル |
Research Abstract |
1.外来通院・在宅療養癌患者の療養上のニードに関する文献検討 医学系・看護系雑誌および学会誌を、「診断」「告知」「Day Surgery」「日帰り手術」「外来」「通院」「在宅」「訪問」「終末期」「末期」「ターミナル」の11語それぞれに「がん」および「癌」を掛け合わせ、1990年〜1999年の範囲で検索した。その中から、外来通院・在宅療養癌患者の療養生活上のニードに関する記述がある文献を文献検討対象文献として収集した結果、114の文献が得られた。 外来通院・在宅療養患者の療養上のニードは、1)癌診断に関連するニード(癌告知に対するニード、インフォームドコンセントに対するニード等)、2)癌治療に関連するニード化学療法の副作用症状に対するニード、帰宅時の疑問・困難に対するニード等)、3)癌治療をうけながら生活・仕事をすることに関連するニード(術後の機能障害に対するニード、通院の身体的心理的社会的経済的負担に対するニード等)、4)癌終末期を在宅で過ごすことに関するニード(終末期症状の緩和に対するニード、在宅における医療処置に対するニード等)、の大きく4つに分類できると考えられた。 2.外来通院・在宅療養癌患者の療養上のニードに関する予備調査 文献検討の結果に基づいて、主体的療養に関わる調査内容を精選し、現在、調査計画の立案と同時に、半構成的質問紙を作成している。この質問紙を用いて、外来通院・在宅療養癌患者の療養上のニードに関する聞き取り調査を行う予定である。
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