1999 Fiscal Year Annual Research Report
科学史資料集ならびに科学史を利用した授業案集の開発に関する研究-高校「数学基礎」「理科基礎」科目のために-
Project/Area Number |
11480028
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
杉山 滋郎 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30179171)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鬼頭 秀一 東京農工大学, 農学部, 教授 (40169892)
大野 誠 愛知県立大学, 外国語学部, 教授 (60233227)
斎藤 憲 大阪府立大学, 総合科学部, 助教授 (10221988)
八耳 俊文 青山学院女子短期大学, 教養学科, 助教授 (30220172)
松香 光夫 玉川大学, 農学部, 教授 (30074339)
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Keywords | 科学史 / 理科基礎 / 数学基礎 / 授業案 |
Research Abstract |
1999年8月に、綿密な検討の末に固めた具体的研究計画に従って作業を進め、1999年度中に次のような成果をあげた。 (1)試行的な授業案として、「平瀬作五郎によるイチョウの精子の発見」を「プラスチックの発明」を題材にしたものを作成した。さらに、これらについて相互の意見交換を行ない、来年度に授業案の作成を本格的に進めるにあたっての留意点などを整理した。 (2)生物学におけるエポニミーの実例を網羅的に収集し、データベース化した。その上で、それらの理科教育への効果的な利用法に関して検討を開始した。 (3)科学者の古典的な研究論文で日本語で読めるもの、科学者・技術者の伝記、科学者・技術者をめぐるエピソードなどについての収集・整理を開始し、整理がつき検討を終えたものから順次ホームページ上で公開しはじめた(http://hps2.sci.hokudai.ac.jp/〜kaken/)。また、ホームページ上では、関係者からの意見を汲みとれるように配慮し、実際にも有益な意見をいくつかもらっている。これらの意見は、来年度以降の研究に反映させていく。 (4)Science as Culture (Italy)および2nd History,Philosophy and NSW Science Teaching Conference(Australia)に代表者が出席し、欧米の動向を調査するとともに、前者では、当研究の成果の一端を報告してきた。
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