1999 Fiscal Year Annual Research Report
カドミウム環境汚染地域住民の健康影響と米中カドミウムの寄与
Project/Area Number |
11480137
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Toyama Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
青島 恵子 富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (20126501)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 輝隆 富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (80115162)
寺西 秀豊 富山医科薬科大学, 医学部, 助教授 (40115184)
加須屋 實 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (50045382)
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Keywords | カドミウム / 環境汚染 / β_2-ミクログロブリン / 尿カドミウム / NAG |
Research Abstract |
カドミウム(Cd)環境汚染による健康影響,とくに尿細管障害の頻度および程度を明らかにするために,富山県神通川流域Cd環境汚染地域住民を対象に,疫学調査を実施した.Cd汚染地域である婦負郡婦中町11集落に居住する54〜68歳の男性全住民116人,非汚染地域である同町1集落の同年齢の男性全住民30人を対象に,早朝尿の尿中β_2-ミクログロブリン(Uβ_2M),NAG(UNAG),グルコース(UGlu),カドミウム(UCd)ほかを測定した.汚染地域住民のUCd5.4μg/gCrは対照住民(3.8μg/gCr)より有意に高値であった.Uβ_2Mは汚染地域住民(0.337mg/gCr)が対照住民(0.176mg/gCr)より高値であったが,UNAGとUGluでは差はみられなかった.全対象者を54〜60歳,61〜69歳の2群に分けてUβ_2M,UCdを比較すると,61〜69歳においてUβ_2M,UCdともに汚染地域住民では対照住民より有意に高値であった.54〜60歳では有意差はみられなかった.以上の結果から,1940年前と後の出生年代の違いがCd暴露の影響に大きく関与していることが示唆された.
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Research Products
(2 results)