1999 Fiscal Year Annual Research Report
職業教育の中等後・高等教育段階への移行に関する日米仏比較研究
Project/Area Number |
11610241
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
横尾 恒隆 岩手大学, 教育学部, 助教授 (30220544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 享 愛知大学, 短期大学部, 教授 (10083601)
夏目 達也 東北大学, アドミッションセンター, 教授 (10281859)
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Keywords | 職業教育 / 中等後教育 / 高等教育 / 日本 / アメリカ / フランス / 高校教育 / 進路指導 |
Research Abstract |
1.わが国における職業教育の中等後段階への重点移行の実態を把握することを目的として、専門高校からの進学者が多く、専門学校の数も多い東京都や愛知県における専門高校、専門学校及び大学において、これらの事項について聞き取り調査を実施した。また現在の専門高校からの大学等への進学問題との比較という観点から、戦前の実業学校からの高等専門学校への進学問題、及び戦後直後の高等学校職業学科からの新制大学進学問題についての研究も行った。(主として佐々木 享が担当) 2.アメリカ合衆国に赴き、D.スターン(カリフォルニア大学)、C.ドーンサイフ(同)など、本研究と関連するテーマについて研究実績のある研究者に、本研究の方法・内容等について意見を求めた。カリフォルニア大学に設置されていた全米職業教育研究センターで発行した資料も収集した。このほかサンフランシスコ周辺のハイ・スクール、コミュニティ・カレッジなどを訪問し、アメリカにおける中等後段階の職業教育と中等後段階のそれの接続問題に関する調査を行った。(主として横尾恒隆が担当) 3.フランスにおける職業教育の重点移行政策の動向を把握するため、近年の政府の施策動向を法令集等を用いて調査した。また重点移行の実態を把握するため、この問題を取り扱った基本的文献の収集を行った。(主として夏目達也が担当) 4.12月4〜5日、及び3月1日に東京で研究会を開催し、各自が1〜3の成果を報告し、それぞれの研究の進捗状況を確認した。
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[Publications] 佐々木 享: "技術教育研究会と私の歩み(7)"技術と教育. 第311号. 11-12 (1999)
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[Publications] 佐々木 享: "新学制の最初の大学入学者選抜における高校-大学の接続関係について"愛知大学短期大学部「研究論集」. 第22号. 37-61 (1999)
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[Publications] 佐々木 享: "技術教育研究会の創立40周年を喜び、いっそうの発展に期待する"技術と教育. 第312号. 6 (1999)
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[Publications] 夏目 達也: "フランスにおける学校選択の現状と課題"近代教育の変参過程と今後の展開に関する総合的研究. 171-177 (1999)
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[Publications] 夏目 達也: "フランスの高校教育課程改革"内外教育. 7月16日号. 8-10 (1999)