1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11630080
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
桑原 哲也 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (20103723)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 武司 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10151101)
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Keywords | 在華紡 / 内外綿 / 海外直接投資 / 現地経営 / 戦時期在華紡 / 紡績 / 上海 / 青島 |
Research Abstract |
在華紡績の実態の解明のための作業を、内外綿の事例を中心に、次のような点について行った。 第1,内外綿の、中国における活動の実態を把握する事を目的に、1921年から1942年までの内外綿の各工場(国内の大阪、西宮、安城、中国の上海、青島、金州の工場)の、毎期の貸借対照表と損益計算書を、コンピュータへ入力した。この時系列数値を利用して、まず、1921-30年にかけての分析を行っている。各工場の、利益率、固定資産比率、流動資産比率、売上高回転率等の数値分析を行いつつある。各工場の内外綿の資産の95%以上が中国におかれていたこと、また同社の利益合計の95%以上が、中国の工場で上げられていたこと、中国工場の成績は、5.30事件などの政治的な事件の時期をのぞいて、国内よりも、高かったことなど、在華紡績の経営実態が数値的に把握されつつある。 第2,特定年(1921年、昭和7年、17年)の機械設備の変遷を、コンピュータへ入力した。中国においては、継続的に新鋭機械を設備して、技術進歩に積極的であったことが、わかりつつある。 第3,明治28年から昭和23年までの特定年の内外綿(株)株主名簿を、コンピューターへ入力した。これを用いて、同社のコーポレートガバナンスの変化を分析している。
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[Publications] 桑原哲也: "初期多国籍企業の対日投資-J.&P.コーツ,1937-47年-"神戸大学大学院経営学研究所,ディスカッションペーパー. 2000 4. 1-31 (2000)
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[Publications] Takeshi Abe et.al eds.: "Region and Strategy in Britain and Japan"Routhefge. (2000)
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[Publications] Takeshi Abe: ""The Development of the Pulling-out system in Modem Japan" in Odaka and Sawai eds,Small Firms,and Large Conorsy"Oxford University Press. 33 (1999)