2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11650308
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Research Institution | HIGH ENERGY RESEARCH ORGANIZATION |
Principal Investigator |
佐藤 皓 高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 教授 (80100816)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安達 利一 高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 助教授 (80141977)
白形 政司 高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 助手 (70241792)
徳田 登 高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 助教授 (60134649)
赤木 泰文 東京工業大学, 工学部, 教授 (80126466)
五十嵐 進 高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 助手 (40290853)
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Keywords | 加速器電源 / 大型ハドロン計画 / 無効電力 / 実効電力 / エネルギー貯蔵装置 |
Research Abstract |
7.5kWの特殊巻線型誘導電動機をモデル用サイリスタ変換器に接続し、サイリスタ変換器より発生する無効電力変動および負荷変動に付随した実効電力変動補償のシミュレーション実験を前年度に引き続き、岡山大学にて行った。本誘導電動機は横置型であり、重力バランスの点から縦置型の検討の必要性が実感され、東京工業大学から新規科研費申請を行い開発研究を行う予定である。高エネルギー加速器研究機構では比較的遅い繰り返しのバターン制御による電源の検討および比較的速い繰り返しの共振電源の検討を行った。また、近年急成長しているスイッチング電源におけるコモンモードインピーダンスの実測を高エネルギー加速器研究機構において行い、シミュレーションによる解析を岡山大学で行った。 加速器電源シンポジウムにおいて、上記研究の各成果の報告を行った。また、その他の国内外の学会・研究会・シンポジウムに参加し情報収集・意見交換を行った。さらに、電力安定化における先端的研究を行っている研究者を招いてセミナーを企画した。特に今年度は九州電力が保有している1MWモジュール型超電導エネルギー貯蔵装置における実証試験の視察、交流-直流-交流変換装置である新信濃周波数変換所の視察、若狭湾エネルギー研究センターの陽子線治療施設における電源安定化の実状視察を行った。 大型ハドロン計画(高工研-原研統合計画)ではフライホイールによる安定化が現実的であるとの知見を得ているが、高エネルギー加速器を擁する研究施設では超電導電磁石を用いることも多くヘリウム冷凍機等の設備を保有しているので、基盤設備建設を省力化できる点で超電導エネルギー貯蔵装置による補償も効果的と考えられるとの知見を得た。今後は各種エネルギー貯蔵装置による電源安定化の開発を進めると同時に、海外における実情調査を行う予定であり、新規に科研費基盤研究B海外学術調査を申請している。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] T.Adachi 他: "Recunt Development of a Magnet Power Supply for a Rapid-Cycling Synchrotron at KEK"KEK Report. 200-5. (2000)
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[Publications] 赤木泰文 他: "配電系統の高調波拡大現象の解析-分布定数回路の適用"電気学会論文誌D. 120・11. 1335-1342 (2000)