1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11650537
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Research Institution | Fukuyama University |
Principal Investigator |
尾島 勝 福山大学, 工学部, 教授 (10035628)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田辺 和康 福山大学, 工学部, 講師 (30150816)
松浦 史登 福山大学, 工学部, 教授 (10088445)
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Keywords | 礫間接触酸化方式 / 水質浄化 / 水質分析 / 付着生物分析 / 堆積汚泥調査分析 |
Research Abstract |
既設の大型実験水路(60m×1m×1m)3本を使用して、接触材として脱油石炭、サンゴ石を用いた。中央の水路2は接触材を敷かず、架台のみ設置したコントロール水路とした。その両側の水路1と3の上流側接触材ブロックI,II(各10m)には石炭を、下流側接触材ブロックIII,IV(各10m)にはサンゴ石を30cm厚で敷き詰めた。各接触材ブロックの底部は堆積汚泥溜めとして高さ20cmのメッシュ架台を設けて2段構えとしている。 この実験で解明すべき目的は、1)浄化効果に及ぼす気象・水文条件の影響、2)水質浄化効果の絶対評価、3)付着生物活性と浄化効果との関係、4)接触材の繰り返し利用の限界である。 したがって、実験工程は、1)河川水の連続通水(3ヶ月)における各水路測点における水質調査分析、2)堆積汚泥及び付着生物調査、3)水路洗浄である。 実験ケースは、第一季(8月18日〜11月11日)、第二季(11月15日〜2月5日)の2ケースである。水質指標としては、COD、BOD、SS、T-N、T-P、pH、DO、TURB、CONDについて毎週一回、計12回の観測分析を行った。堆積汚泥については各季の終回に各ブロックから全量を回収し、重量、含水率、強熱減量を定量分析した。付着生物についても各季の初回と終回の観測日に各接触材ブロックから基材を採取し、生物種、密度、酸素消費速度を定量分析した。それらの成果は学会において発表される。
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