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1999 Fiscal Year Annual Research Report

手話の見やすさに関する研究-動的モデリングの評価方法の開発-

Research Project

Project/Area Number 11650620
Research InstitutionSojo University

Principal Investigator

村上 泰浩  熊本工業大学, 工学部, 講師 (10133563)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 矢野 隆  熊本工業大学, 工学部, 教授 (30109673)
Keywords手話 / 見やすさ / 照度 / 視力 / 可読率 / 聴覚障害者
Research Abstract

種々の明るさで、手話の見やすさ評価及び手話を読みとる程度(手話の可読率)を調べる実験を行った。
1.実験概要 無窓室内に実験装置として背景パネル、手話者を照らす投光器、被験者用椅子を置く。被験者(聴覚障害者及び手話通訳者)は手話者の行う手話により簡単な質問を見て、その答えを照明条件毎に手話の見やすさを評価(5段階の判断基準表から1つ選択)する。併せて照明条件毎に視力を測定する。2.実験条件 照明条件(手話者の胸での鉛直面照度):1lx〜273lxの範囲で6段階、視距離:5m、手話による質問:被験者が手話を読みとれさえすれば誰にでも容易にかつ明確に答えられる問題とし照明条件毎に25問計150問。被験者:聴覚障害者14名、手話通訳者6名。3.結果 照明条件毎に各被験者の質問文25問に対する正解率(正解の数/質問の数×100)を求め、全被験者、聴覚障害者、手話通訳者別に平均を求める。可読率を呼ぶ。(1)視力と可読率 視力0.5付近までは可読率は急激に上昇するが、その後穏やかな上昇カーブとなった。標準偏差は低視力で大きくなり可読率の個人差が大きいことがわかった。種々の明るさで手話を見る場合、手話の可読率は視力と相関が高いことがわかった。(2)手話の見やすさ評価 手話者の位置での鉛直面照明が上昇すると、手話の見やすさ評価もほぼ直線的に上昇した。手話の見やすさ評価は、全照明条件で手話通訳者の方が聴覚障害者よりやや低い評価を示した。(3)視力を2分しての可読率と評価値 可読率は視力0.8以上では照度変化に関わらず一定の値をとるが、視力0.8未満では照度が高くなるにつれ可読率も高くなった。一方評価値は視力の影響があまり見られなかった。手話を読みとる能力である可読率はその時の視力に左右されるのに対して、手話の見やすさの評価は視力よりもその時の明るさに影響されるのではないかと考えられる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 村上泰浩: "手話の見やすさに関する研究その4手話の可読率"日本建築学会九州支部研究報告環境系. 第39号・2. 5-8 (2000)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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