2000 Fiscal Year Annual Research Report
少子・高齢社会に対応したニュータウン等の住宅地における地域施設の整備水準の適正化
Project/Area Number |
11650628
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
横田 隆司 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20182694)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阪田 弘一 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30252597)
吉村 英祐 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (50167011)
柏原 士郎 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70029164)
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Keywords | 少子化 / 高齢化 / モデル / 混在 / DEA / 自然発生 / 外部空間 / 単身者 |
Research Abstract |
本研究は,少子・高齢社会を迎えるにあたって,千里ニュータウンをはじめとする住宅地におけるセンター内施設の推移や住宅地内部の自然発生施設の実態を捉え,今後の高齢社会にとってあるべき住宅地の空間構成や望ましい地域施設の整備水準を明らかにすることを目的としている。平成12年度における研究成果の概要は以下の通りである。 1.泉北ニュータウンにおける地域施設の実態 昨年度の千里ニュータウンでの調査に引き続き,泉北ニュータウンにおいて自然発生施設の実態を調査した。その結果,業種により千里NTと泉北NTでの発生量に違いが見られること,住区の構成が異なることから発生位置にも違いがみられることがわかった。 2.自然発生施設の外部空間の構成 地域施設の外観は,住宅地の景観にとって重要なポイントとなるし,街並みとしての統一性も求められる。そこで,実際の自然発生施設の外部空間を調査し,その構成を探った。その結果,業種により業務部分と住宅部分の構成に特徴がみられること,前面道路など敷地外部の要因も空間構成に影響を与えることなどがわかった。 3.若年単身居住者へのヒアリング調査 従来の住宅地は,いわゆる核家族を想定した計画がなされてきたと思われる。しかし,今後はさまざまな家族形態が併存することが予想される。そこで,まず若年単身者を対象として,施設の利用実態や周辺との関わりをヒアリング調査した。その結果,単身者の生活時間帯が深夜にずれていることからの施設利用を望む時間帯が遅いこと,住宅機能の外部化が見られたこと,日常の交通手段が施設選択に強い影響があること等がわかった。 4.地域施設の全国的な実態分析 昨年に引き続き,DEAを用いて都道府県レベルの地域施設の量的な整備実態を分析した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 横田隆司: "都道府県列にみた公共施設の整備状況の階層構造化について-DEAモデルによる地域施設の配置計画に関する研究-"日本建築学会 近畿支部研究報告集・計画系. 40. 137-140 (2000)
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[Publications] 大野拓也: "住宅地の整備状況に対する評価意識の高齢者層にみられる特性について"日本建築学会 近畿支部研究報告集・計画系. 40. 69-72 (2000)
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[Publications] 吉川智子: "住居周辺地域との関わりからみた若年単身者の行動特性について"地域施設計画研究. 18. 21-26 (2000)
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[Publications] 伊丹康二: "ニュータウンの自然発生施設における外部空間の構成"地域施設計画研究. 18. 259-265 (2000)
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[Publications] 大野拓也: "土地区画整理による住宅地の整備状況に対する評価意識の世代間比較について"日本建築学会 計画系論文集. 536. 149-156 (2000)
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[Publications] 伊丹康二: "千里ニュータウン・泉北ニュータウンにおける自然発生施設の分布特性"日本建築学会 計画系論文集. 537. 101-108 (2000)