2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11650952
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Research Institution | Kobe University of Mercantile Marine |
Principal Investigator |
石田 憲治 神戸商船大学, 商船学部, 教授 (10184532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古荘 雅生 神戸商船大学, 商船学部, 助教授 (80243335)
大辻 友雄 神戸商船大学, 商船学部, 教授 (70031458)
西川 榮一 神戸商船大学, 商船学部, 教授 (90029124)
世良 亘 神戸商船大学, 商船学部, 助教授 (20294259)
矢野 吉治 神戸商船大学, 商船学部, 助教授 (10174567)
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Keywords | 大規模海難 / 人的シミュレーション / 危機管理 / 緊急対応システム / 電子メール |
Research Abstract |
本研究会は、学内LANを利用して多数の人達を電子メールのネットワーク上に配し、油流出を伴う大規模海難発生から復旧まで一連の危機管理システムに関わった関係者の役割になって、約1週間メールのやり取りを持って問題解決をする人的シミュレーションのシステムを構築するものである。 平成11年から3年間に、1週間に及ぶ演習をこれまでに7回実施してきた;初回-ナホトカ号海難の忠実な再現、2回-ナホトカ号をモデルにした海難、3回-輻輳海域である明石海峡東側航路でフェリーと内航タンカーの衝突・油流出、4回-人口密集地の臨海工業地帯水路での油タンカー沈没、5回-4回目と類似のシナリオで学外とを結んだ遠隔地演習、6回-外国人を対象に輻輳域での衝突・人命救難・油流出モデルを英語で実施、7回-人口密集地の臨海工業地帯水路でのフェリーと油タンカーの衝突・火災・沈没・油流出モデルの演習を実施した。 これまでの研究は、学内の横断的な組織で年間10回の研究会を開催して進めてきたことから、情報通信技術を駆使した「ネットワーク社会における大規模海難処理のシミュレーション」法が構築できた。演習シナリオは、過去7回の演習から5種類の油流出を伴う海難災害モデルを作成した。記録された全交信情報は統計処理されたプログラムによって、情報の重要度や種類(命令、報告、質問)の識別を試みた。 学外との提携・協力は演習中にセミナーを実施したことから兵庫県、神戸市、海上災害防止センター、民間企業との協力関係ができたのも無形の成果である。これらの研究成果は学内大学院・学部演習プログラムへの組み入れ、国内外の学会にて発表、演習の公開デモンストレーションそして毎年報告書を刊行して関連機関に周知を目的に配布した。
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[Publications] 西川, 石田: "大規模油流出海難への緊急対応システムについて"日本機械学会関西支部第74期定期総会講演論文集. 994-1. 11・15-11・16 (1999)
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[Publications] 石田, 西川: "ナホトカ号海難を教訓にした商船大学のリスクマネジメントへの取り組み"日本機械学会関西支部第74期定期総会講演論文集. 004-1. 12・36-12・37 (2000)
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[Publications] 矢野, 古荘, 世良, 石田: "大規模海難の人的演習システム"日本航海学会第102回講演会及び研究会予稿集. 40-41 (2000)
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[Publications] 石田, 西川, 古荘, 矢野: "Training Method Using LAN for Maritime Environment Protection"6th International Symposium on Marine Engineering Tokyo 2000, Proceedings. VolII. 517-520 (2000)
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[Publications] 古荘, 矢野, 石田, 西川: "Simulation Training Method Using LAN for Maritime Risk Management"11th Conference of International Maritime Lecturers' Association, Malmo, Sweden. 0-4 (2000)
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[Publications] 石田: "情報化時代の海上防災訓練"Ships & Ocean News Letter. 13号. 4-5 (2001)