2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11670600
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
佐久間 勉 金沢医科大学, 医学部, 助教授 (90215674)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石垣 昌伸 金沢医科大学, 医学部, 助手 (10247439)
高橋 敬治 金沢医科大学, 医学部, 教授 (50004685)
大谷 信夫 金沢医科大学, 医学部, 教授 (90064534)
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Keywords | 肺胞水分クリアランス / ナトリウムチャンネル / 肺胞II型上皮細胞 / 肺傷害 / 肺移植 |
Research Abstract |
達成された研究:1.肺胞II型上皮細胞の分離培養方法の確立.ラットにおける肺胞II型上皮細胞の分離培養し,それを用いてβ1-交感神経刺激薬が肺胞II型上皮細胞のcAMPを上昇させ,肺胞水分再吸収およびナトリウムイオン輸送を亢進させることを報告した(J Appl Physiol 2000).2.β1-受容体の機能の研究.過去に報告のなかった肺胞II型上皮細胞におけるβ1-受容体の機能を研究し報告した(J Appl Physiol 2001).またβ1-受容体とβ2-受容体の相互作用を研究し報告した(Exp Lung Res 2001,in press).この研究では高濃度β2-交感神経刺激薬は効果を消失するが,それはβ1-受容体を介することが判明した.すなわち,β1-受容体とβ2-受容体には相互作用が存在すると考えられる.3.肺傷害モデルの作成.高濃度酸素暴露による肺傷害モデルを作成し,そのモデルにおけるβ1-受容体の機能を研究し報告した(Jpn J Pharmacol 2001).この研究によりβ1-交感神経刺激薬はβ2-交感神経刺激薬と同じく肺胞水分再吸収に有効な薬剤であると考えられる.4.肺移植モデルの作成.肺移植におけるドナー肺保存実験モデルを作成し報告した(Transplantation 2000).肺虚脱によるナトリウムイオン輸送と肺胞水分再吸収能力は減少し,その減少には活性酸素が関与する. 未達成の研究:1.肺胞水分再吸収機序におけるサイトカインと成長因子の影響.2.ナトリウムチャンネル及びナトリウムポンプの機能.3.In vivo移植肺モデルの作成.なおナトリウムチャンネルmRNAの発現をRT-PCRにて研究した.しかし,Quantitative Competitive PCRが必要であり実験中である.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Sakuma T et.al.: "Lung deflation impairs alveolar epithelial fluid transport in ischemic rabbit and rat lungs"Transplantation. 69. 1785-1793 (2000)
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[Publications] Sakuma T et.al.: "Denopamine, a β_1-adrenergic agonist, increases alveolar fluid clearance in ex vivo rat and guinea pig lungs"J Appl Physiol. 90. 10-16 (2001)
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[Publications] Sakuma T et.al.: "Beta_1-adrenergic agonist is a potent stimulator of alveolar fluid clearance in hyperoxic rat lungs."Jpn J Pharmacol. 85. 161-166 (2001)