2000 Fiscal Year Annual Research Report
心筋虚血のメモリーイメージング-^<111>In-DTPA抗アネキシン抗体による検出-
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11670916
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
小林 秀樹 東京女子医科大学, 医学部・放射線科, 講師 (10178329)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 昇 独協医科大学, 医学部・第1内科, 教授 (50075537)
日下部 きよ子 東京女子医科大学, 医学部・放射線, 教授 (80075473)
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Keywords | ischemia / imaging / antibodies / isotope / Annexin V |
Research Abstract |
^<111>In標識抗ヒトアネキシンV抗体イメージングを用いた心筋虚血の検出 ^<111>In標識抗ヒトアネキシンV抗体が,心筋虚血を陽性に描出できるかについて検討を行った.【方法】wister ratを,心筋虚血群(N=39),コントロール群(N=25)に分類し,心筋虚血群では冠動脈左前下行枝を10分閉塞して,その後再潅流をおこなった.両群ともに,モデル作成2,7,14,21および50日後に^<111>In標識抗ヒトアネキシンV抗体イメージングを施行した.【結果】心筋虚血群では2日,7日,14日目まで^<111>In標識抗アネキシン抗体の心高集積所見が認められ,21日以降は集積が低下した.コントロール群は,いずれも心集積がなかった.マクロオートグラフィの結果,虚血群では左前下行枝領域に一致して,^<111>In標識抗アネキシンV抗体の高集積が見られた.【結語】^<111>In標識抗アネキシンV抗体イメージングは,10分再潅流の心筋虚血モデルにおいて,2日から14日後まで心筋虚血領域を高集積所見として描出した.^<111>In標識抗アネキシンV抗体イメージングは,心筋虚血を運動負荷をもちいずに描出する方法として期待できる.
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Research Products
(1 results)