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2000 Fiscal Year Annual Research Report

βアミロイド凝集抑制物質としての脳内ラミニンの動態解明

Research Project

Project/Area Number 11670952
Research InstitutionKyushu University of Health and Welfare

Principal Investigator

田代 謙一郎  九州保健福祉大学, 保健科学部, 教授 (00216954)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 澤田 淳  九州保健福祉大学, 保健科学部, 教授 (10040247)
松田 一典  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (30311880)
三山 吉夫  宮崎医科大学, 医学部, 教授 (20112427)
Keywordsラミニンフラグメント / ラミニンペプチド / IKVAV / YFOQRYLI / IKLLI / インテグリン / βアミロイド / アルツハイマー
Research Abstract

ラミニンなどの細胞外マトリックスは、成熟期以降には老人斑や神経原繊維変化の形成を通じて神経細胞の変性(死)、ひいてはアルツハイマー病の発症に関与している可能性がある。これまで同定されているラミニン活性ペプチドIKVAVとYFQRYLIに対する抗体を用いたアフィニティーカラムの実験では、正常脳及びアルツハイマー病脳ホモジネートにラミニンフラグメントの結合が確認できなかった。そこで新たに、ラミニン上ではマスクされていない接着活性部位の同定をおこなった。IKVAVに共通モチーフを持つペプチドとしてラミニンα1鎖のIKLLIを含むペプチド(LA5)を作成、このペプチドが細胞接着、神経突起伸展、及びヘパリン結合と細胞増殖活性を示すことを確認した。さらに、LA5による細胞接着はインテグリンα3とβ1抗体で抑制されたことから、ラミニンα1鎖のIKLLIを含むペプチドは、IKVAVとYFQRYLIと共にラミニン活性部位の一つであることを証明した。しかし、LA5に対する抗体(抗LA5抗体)を作成し抗体アフィニティークロマトグラフィー及びゲルクロマトグラフィーを用いて、ヒト正常脳及びアルツハイマー病脳から抗LA5抗体に結合する特異的蛋白の精製を試みているが、いまだに良好な結果は得られていない。さらに、ラミニンα1鎖のIKLLIを含むペプチドのβアミロイド凝集に対する役割について研究を進めていく予定である。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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