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2000 Fiscal Year Annual Research Report

乳癌の新生血管誘導およびホルモン療法剤の効果に対する繊維芽細胞の影響

Research Project

Project/Area Number 11671172
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

君島 伊造  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (00161547)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 関川 浩司  福島県立医科大学, 医学部, 助教授 (10211319)
Keywords乳癌 / 細胞間相互作用 / 繊維芽細胞 / HUVEC / 混合培養 / 血管新生
Research Abstract

腫瘍組織のangiogenesisに関して、摘出標本による免疫組織化学的研究および培養細胞を用いた検討によって、これまでに以下のことが明らかになった。
1.抗factor VIII抗体を一次抗体に用いた免疫染色により、乳癌手術による摘出標本の評価と、健存率との間に相関関係が認められ、腫瘍血管の多いものは有意に再発が多かった。このことは臨床的にはサーモグラフィを用いた術前評価とも相関する結果が得られている。
2.腫瘍細胞と正常細胞は、樹立された経代乳癌細胞が総てaneuploidであることから、核DNA量によってimage cytometry(CAS200を使用)によりプレパラート上で区別することが可能であることが明らかになった。このことは、癌細胞と血管内皮細胞をco-cultureした場合でも、細胞の増殖数を相対的に比較することが可能なことを示している。
問題点としては、血管内皮細胞の安定的供給が困難であること、したがって、これを実験にあわせて購入する必要があること、内皮細胞と癌細胞の接触状況を一定に保つことが困難であり、癌細胞と内皮細胞の相互作用の違いの本質がこの差によるものである可能性があること、などがあげられる。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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