2000 Fiscal Year Annual Research Report
パソコン等を利用した歯科保健指導のための学校用教材づくりとその実践及び評価
Project/Area Number |
11672042
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
渡邊 貢次 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20024086)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 一吉 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (80281468)
中垣 晴男 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (10097595)
野村 和雄 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90024083)
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Keywords | 学校保健 / 歯科保健教育 / 養護教諭 / 教材 / パソコン / 高校生 / 保健委員会 / 健康意識 |
Research Abstract |
1.全国の235校の中学校,235校の高等学校の養護教諭に対して,「学校保健」および「歯科保健」でのパソコン利用についてアンケート調査を行った。「学校保健」での利用率は約75%,「歯科保健」での利用率は全体の約40%であった。内容はワープロ,簡単な表計算・作図,保健だよりなどへの利用が多くみられた。 2.女子高校生の歯科保健行動を小学生時や現在時の健康意識(行動)の比較や現う歯数から検討した。小学生時に比べ高校生時には全体的に健康意識や行動の低下がみられたが,健康意識のあるものは行動に積極的に取り組んでおり,それが口腔内環境の良好に反映していた。小学生時の基礎知識,理解,技術の確立,高校生時では,再教育としての健康指導が必要性,学校・家庭・社会の連携が重要であることが確認された。 3.大正期から昭和初期における学校歯科保健教育について,特に教材・教具の視点から文献によりまとめた。教科書を利用しての教授,講演・講和,映画の活用,むし歯予防デーキャンペーンなどがみられた。 4.磨きかたに役立つ歯の模型(教具)を作製し,小学校での歯科保健指導実践を行ったところ,子どもを引きつけ,学習への関心・意欲を高めることができた。また,歯の保健知識の年次変化などを調査し指導の有効性の確認したり,保護者・家族との連携支援についての評価をまとめた。 5.保健委員会の活動過程を知識普及・保健行動改善・学習支援の3段階に分け,各段階に応じて支援を行った。その結果,保健委員は自発的に健康間題を持つ児童を観察し,観察結果をもとに自分ができる行動を考え,活動を通して自分自身の学びを得るなど,目標とした「自ら歯の健康づくりに取り組む能力」を身につけることができた。
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[Publications] 上田亜希子 他4名: "歯科保健行動における教材利用についての文献研究-過去5年間(1994年〜1999年)の雑誌「健」および「健康教室」より-"愛知教育大学養護教育講座研究紀要. 5(1). 3-12 (2000)
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[Publications] 大西真由美 他3名: "短期大学生、専門学校生の自己の健康への認識と医各科に対するイメージについての一考察"鈴鹿国際大学短期大学部研究紀要. 21. 115-131 (2001)
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[Publications] 渡邊貢次 他7名: "男女大学生野「健康意識・行動」と「医のイメージ」について-アンケートによる調査から-"愛知教育大学研究報告. 50(印刷中). (2001)
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[Publications] 鈴木千春 他3名: "女子高校生の歯科保健行動に関する調査研究-小学生時現在時との比較および現う歯数との関連-"保健の科学. (印刷中). (2001)
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[Publications] 鈴木千春 他4名: "「学校保健」「歯科保健」でのパソコン利用状況について-小学校養護教諭へのアンケート調査から-"第47回日本学校保健学会講演集. 42,Suppl.. 472-473 (2000)