2000 Fiscal Year Annual Research Report
20世紀後半期における看護状況の変化の客観的分析に関する研究
Project/Area Number |
11672347
|
Research Institution | UNIVERSITY OF SHIZUOKA |
Principal Investigator |
矢野 正子 静岡県立大学, 看護学部, 教授 (00251215)
|
Keywords | 看護 / 看護婦確保対策 / 看護行政 |
Research Abstract |
研究第2年度においては、「看護」をKeywordとして検索した新聞記事数の1945(昭和20)年から1995(平成8)年迄の資料(研究第1年度収集)に、1996(平成8)年から1999(平成11)年迄の4年分を追加し総記事項目数1672を基礎データとした。 「看護」に関連する新聞記事数の推移は、1945(昭和20)年には4件であったが次第に増え、夕刊の発行(1961(昭和26)年)、紙面数の増もあるが年平均4.8(1945〜1949年)、11.6(1950〜1959年)、30.2(1960〜1969年)、30.6(1970〜1979年)、33.6(1980〜1989年)、57.6(1990〜1999年)であった。 記事数の多さから見た10位迄の順位は、1位:看護婦が関わる事件、2位:看護争議、3位:マスメディア、4位:看護行政、5位:看護婦(士)事情、6位:国際、7位:老人看護、8位:看護教育、9位:裁判、10位:看護体制であった。 報道の内容と看護問題に関する国会審議議事録等に見る経緯から戦後55年間は、看護婦確保の課題を基軸に3期に分けられ、第1期:戦後の混乱と看護婦の労働者意識目覚めの時期(1945〜1965年)、第2期:看護婦需給計画による確保対策の時期(1966〜1984年)、第3期:高齢社会に備える看護職員需給見通しによる確保対策の時期(1984〜1999)とし、新聞記事は現状施策の反応の有無と将来施策の予測性との供覧である、と分析した。
|
Research Products
(2 results)