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2000 Fiscal Year Annual Research Report

訪問看護ステーションのリスクマネージメントのあり方

Research Project

Project/Area Number 11672359
Research InstitutionGunma Prefectual College of Health Science

Principal Investigator

後閑 容子  群馬県立医療短期大学, 専攻科, 教授 (50258878)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 矢野 聡  国際医療福祉大学, 医療福祉部, 教授 (70296193)
渡邉 容子  群馬県立医療短期大学, 看護学科, 助教授 (40258885)
春山 早苗  群馬県立医療短期大学, 専攻科, 助教授 (00269325)
Keywords訪問看護 / 米国 / リスクマネジメント / 危険 / 安全確保 / 半構成的面接法
Research Abstract

米国における訪問看護婦のリスクマネージメントのあり方について、米国ポートランド市保健衛生部訪問保健婦課、ホスピス、障害者自立支援センター等で、半構成質問紙による面接聞き取り調査を、ホスピス看護婦、保健婦、ケアマネージャー等12名に実施した。1)ホスピス専門看護婦のホスピスケアにおけるリスクマネージメントとして確認されたことは以下の通り。(1)初回訪問時における家庭訪問前の電話によるリスク管理が行われている。例)ペット、銃刀器の管理確認は電話で確認依頼し、ペットの檻や銃刀器棚の施錠。また、住宅所在地の環境・地域的情報の収集と地域住民に対する専門的視野での観察が十分行われることは家庭訪問における基礎的技術として認識されていることがわかった。又、看護記録により、訪問時の心構えや注意事項の情報交換が担当看護婦同士で密に行われていることも看護婦自身のリスク管理として重要な要素であった。家庭内ではまず、自分は看護婦であること、そして看護の主体は患者であることを常に意識して行動することが家庭内での危険を回避する手段になる。2)保健婦による訪問看護におけるリスクマネージメントは以下のとおり。(1)駐車場での行動の仕方、服装、活動する時間帯、自己防衛のための道具、地域住民と保健婦としての自分の関係の取り方、相談場所の選定等、細かい注意事項を文書または、ビデオにして新任保健婦のリスクマネージメント教育を行っている。例)家庭訪問での中心となる対象者が母子の場合、男性の家族構成員が多い家庭で、かつ、危険な地域の場合は外で面接指導をする、危険地域に有る家庭に行く場合は先ず母親と乳児をレストランで待ち合わせて面接し、人間関係を築いてから家庭訪問する。不安がある家庭に入った時には、入り口のドアに近い場所のソファーに座る、時間帯は夕方の訪問は避ける。車に戻るときは車の中、下、後ろ前を必ず確認してから乗車する。必ず保健婦としての所属名の入った名入りバッジ、訪問バッグを身につける。それにより地域住民が保健婦であることを認識して保護してくれるケースが多い。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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