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1999 Fiscal Year Annual Research Report

痴呆症高令者に対する効果的なコミュニケーションによる看護介入の開発

Research Project

Project/Area Number 11672366
Research Institution福井医科大学

Principal Investigator

高山 成子  福井医科大学, 医学部, 講師 (30163322)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水谷 信子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 教授 (20167662)
小泉 素子  福井医科大学, 医学部, 助手 (80313758)
丸橋 佐和子  福井医科大学, 医学部, 教授 (30030018)
Keywords中等度・重度痴呆症高令者 / コミュニケーション
Research Abstract

痴呆性老人療養病棟に入院中の5名の痴呆症高齢者に対し、研究者1名が毎日の生活の流れの中でケアをしながら会話を行い,その会話を全て録音して調査を実施した。現在更に5名の痴呆症高齢者に調査を継続している。
調査を終えた5名の対象者の年齢は71-88歳で入院生活期間は2ヶ月-1年半であった。痴呆症のレベルはMMSE検査では検査不能が2名、4-14点が3名、そしてN式老年者精神状態尺度は13-21点で全員が中等度から重度の高齢者で1人4-9回の調査で行われた。
会話及び行動を記録したデータをラベル化,カテゴリー化して、それまでの患者の言葉や行動に変化にあった場面の状況を抽出した。中等度・重度痴呆症高齢者には殆ど見られなかった「大笑いする」「繰り返し聞き返す」「気遣いをする」「口調が変わる」「こちらの行動をリードする」「自己決定する」「照れ笑いする」「言い訳やいい繕いをする」の会話や行動に変化があった場面を抽出した結果、1.散歩しているとき、2.直接的なケアをしているとき、3.研究者が自然な感情を思わず出したとき、4.患者が脅かされると感じたとき、5.支持したとき、6.関心のある話題のとき、の5つの状況において、中等度・重度の痴呆症高齢者とのコミュニケーションが効果的になることが明らかとなった。
今後は更に5名の対象者のデータを加えて,今回まで明らかになったことの確認と、更に、どのような状況で彼らの変化が引き出されるのかを明らかにして行く。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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