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2000 Fiscal Year Annual Research Report

日本の大学におけるコミュニカティブなカリキュラムの適用を奨励する言語習得新理論

Research Project

Project/Area Number 11680285
Research InstitutionNagoya University of Foreign Studies

Principal Investigator

ウィリアム プレイン  名古屋外国語大学, 外国語学部, 教授 (40229133)

Keywordsペアー・グループ・ティーチング / 言語習得 / コミュニカティブ教授法 / 第2言語の自然習得 / 新パラダイム / 内省と自覚 / 参加理論 / 潜在的習得力
Research Abstract

[結果概要]
1.4年計画のプロジェクトの2年目も、良い結果を修めることができた。初年度は習得論に新たな見解を取り入れた新学際的理論の研究を行ったが、今年度は一般的な言語習得の成熟時間をより短縮した言語習得の研究に重点を置いた。
2.オーストラリア滞在を通じ、論文の発表、大学の研究者との研究データの交換を行うことができた。
3.新パラダイム理論の研究は、第1言語習得を新しい方法で理解する方向へとつながった。
4.新たな学際的理論に注目し、第2言語の自然習得の研究も同様に進めたことは、第2言語教育に有用となるものである。
5.現在のプロジェクトに適用可能かどうかを追究するため、内省と自覚について最近の理論的、方法論的研究の分析を行ってきた。
[具体的結果]
1.本年度、日本とオーストラリアを往来することで、アデレート大学の研究者との関係を維持し、オーストラリアにおける近年の習得理論の展開から多くを得ることができた。また、重要な国際的セミナーに参加し、自分の研究を発表する機会を持った。
2.自然な状況における言語習得の研究から、幼児、大人とも習得力を高める重要な能力を持っていることが明らかになった。このような自然に備わった能力を理解することは、近年の動学力システム理論の再検討と社会・言語環境における人間の参加的観点を通して可能となる。
3.習得過程において、内省と自覚の度合いを高めることは、効果的な習得に不可欠であることが発見された。このことは、言語の自然習得と、教室での言語習得を観察・研究した結果明らかになった。
4.コミュニカティブ言語教育へ直接有益となる適切な言語理論は、今年度の参加理論の研究から生まれた。そして、向こう2年間でより発展させる必要がある。
5.いわゆる一般の習得者が持っている潜在的習得力に対する新しい見解が形成されている。教室でこのことを最大限に利用できるよう、更なる研究が必要である。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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