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1999 Fiscal Year Annual Research Report

会話教育方法開発のための日本語談話行動研究

Research Project

Project/Area Number 11680311
Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

越前谷 明子  東京農工大学, 留学生センター, 教授 (30213549)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 馬場 眞知子  東京農工大学, 留学生センター, 助教授 (40313308)
御園生 保子  東京農工大学, 留学生センター, 教授 (00209777)
深尾 百合子  東京農工大学, 留学生センター, 教授 (90272640)
田崎 敦子  東京農工大学, 留学生センター, 講師 (10272642)
河路 由佳  東京農工大学, 留学生センター, 講師 (00272641)
Keywords会話運用能力 / 会話行動 / 会話教育法 / 会話の構造 / 誤用 / 会話進行マーカー / 場面 / 会話テスト
Research Abstract

日本語の会話行動を明らかにし、外国人に対する日本語会話運用能力を養成するための会話教育法を開発することが本研究の目的である。そのために本研究では、会話運用能力を支えるものとして、会話の構造と会話進行上のマーカー(あいづち、聞き返し、確認、非言語行動等)を取り上げ、この二つが現実の場面でどのようになっているかを捉えるために、メッセージを伝える場面、許可を求める場面、誘う・受ける・断る場面等で学習者の誤用を収集し分析する。そしてそれをもとに、
1.それぞれの場面で会話における一つ一つの発話の機能を明確にし、
2.会話の開始から終了までの基本構造を確定する
3.さらにどの場面にも共通する会話進行上のマーカーを分析し、
4.そのマーカーの会話進行上での適切判定基準を用意し、
会話教育の指導法開発への手がかりを得ようとするものである。
本年度は会話の構造を明らかにし、会話進行上のマーカーを取り出すために、メッセージを伝える場面、許可を求める場面、アポイントを取り(依頼)それを変える場面、わからないことを聞いて教えてもらうという四つの場面で、外国人学習者と日本人教師が会話をする「会話テスト」を行い、映像及び音声テープに記録した。この記録の書き落とし作業が進行中である。現時点で収集できた資料は充分ではなく、来年度も「会話テスト」を実施する予定である。サンプルとして同じ場面での日本人同士での会話も一部収集した。
得られた知見の一つとして、どの場面でも、会話の終結に際して、終結そのものの表現の前に表出するpre ending markは、その会話の場面に影響を受けていることが明らかになってきた。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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