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1999 Fiscal Year Annual Research Report

類人猿におけるヘルペスウィルスの存在及びその動態を探る

Research Project

Project/Area Number 11680820
Research InstitutionKochi Medical School

Principal Investigator

田口 尚弘  高知医科大学, 医学部, 助手 (80127943)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高野 康夫  高知医科大学, 医学部, 講師 (70117034)
平井 啓久  京都大学, 霊長類研究所, 助教授 (10128308)
大畑 雅典  高知医科大学, 医学部, 助手 (50263976)
由利 和也  高知医科大学, 医学部, 教授 (10220534)
Keywordsヒトヘルペスウイルス / 霊長類 / 類人猿 / 染色体 / PCR / FISH
Research Abstract

霊長類はヒトに近縁であることから、実験動物として重要な位置を占める。霊長類を利用する実験を行うにあたりウイルス感染の有無の情報は必須である。また、感染したサルにおけるウイルスの動態を探り、感染様式を追求することは安全面からも重要である。我々はヒトヘルペスウイルスがサルのヘルペスウイルスに類似したシークエンスを持つことから、霊長類におけるヘルペスウイルスに着目し、ヒトのヘルペスウイルスを用いて、サルにおけるヘルペスウイルスの動態についての情報を得ることを計画した。現在まで、ニホンザル42検体、チンパンジー3検体の血液を採取し、血清、DNAをそれぞれ収集した。また、全血培養法を行って、FISH解析用に染色体標本を作製した。ニホンザル28検体、およびチンパンジー3検体のDNAについて、HHV6のプライマーをテンプレートにしてPCR・電気泳動法により、ヒトヘルペスウイルス6(HHV6)ゲノムの存在を調べたが、これまでのところすべて陰性であった。同様に、10検体についてその染色体標本を使ってFISH法によるHHV6ゲノムの検索を行ったが、陽性は観察されなかった。従って、HHV6ゲノムの染色体への組込みは今のところ見つかっていない。今後、さらに検体の収集を行い、血清学的検索、PCRによる検索、およびFISH法による検索を継続して行う。また、エプスタイン・バーウイルス(EBV)のコスミドプローブが入手できたので、検体から得られた染色体標本を使ってFISH法を用いた検索も進行中である。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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