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1999 Fiscal Year Annual Research Report

n-3系高度不飽和脂肪酸の供給源としてのアザラシ油の高度利用化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 11695072
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research Institution東京水産大学

Principal Investigator

大島 敏明  東京水産大学, 水産学部, 助教授 (70134856)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 潮 秀樹  東京水産大学, 水産学部, 助教授 (50251682)
山中 英明  東京水産大学, 水産学部, 教授 (20092596)
Keywordsアザラシ / n-3系高度不飽和脂肪酸 / 皮下脂肪 / エイコサペンタエンサン / ドコサヘキサエン酸 / ドコサペンタエン酸
Research Abstract

大西洋アザラシ皮下脂肪の食品栄養学的な有用性を検証するために、脂肪酸組成を明らかにしようと試みた。皮下脂肪層から抽出した皮下脂肪はほとんどがトリグリセリドであった。トリグリセリドの構成脂肪酸としては18:1n-9(204mg/g lipid)、16:1n-7(134mg/g)、20:1n-9(95.6mg/g)、22:6n-3(76.5mg-g)、20:5n-3(70.0mg/g)、16:0(58.5mg/g)、14:0(43.8mg/g)、18:1n-7(42.4mg/g)、22:5n-3(36.5mg/g)などであった。主成分がトリグリセリドであるにもかかわらず,22:6n-3が全脂質の7.7%をしめて20:5n-3の70%を上回っている点で海産魚油とは異なった脂肪酸組成を示した。また,22:5n-3は全脂質の3.6%をしめ,クジラなどの海産哺乳動物の脂肪酸組成と比べて著しく高い割合を示した。n-3系脂肪酸の組成比は海産魚類のそれと同等であり,n-3系脂肪酸の供給源として有望であることが示唆された。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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