2000 Fiscal Year Annual Research Report
人工飛翔体でのプラズマ能動実験に基づく極域電子プラズマ密度標準モデルの作成
Project/Area Number |
11740275
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
小林 香 富山県立大学, 工学部, 助手 (70244514)
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Keywords | プラズマ能動実験 / 電子密度 / イオノグラム / データベース / 人工衛星 |
Research Abstract |
観測依頼のために必要な予測軌道を作成するプログラムを2000年以降にも使用できるよう修正を行い,プラズマ能動実験を継続できるようにした. 観測されたイオノグラムデータから,観測を実施した全衛星軌道に関して,観測時刻・衛星の軌道情報・電子プラズマ共鳴周波数及び密度の組のファイル作成作業を継続して行なっている.データとして重要性の高い,電子密度が低い領域での電子プラズマ共鳴周波数の確定作業が,測定機器の精度の低さのなめに,困難なものとなっているが,これに関しては精度をデータベースに加えることで対処することを検討している. 当初予定していた,4つのデータ種(衛星軌道情報,衛星姿勢情報,高周波プラズマ波動験観測装置の運用ステイタス,プラズマ能動実験によるイオノグラムデータ)に,宇宙科学研究所の提供するサイエンスデータベースより,観測しているプラズマ波動と相互作用を持つ可能性のあるエネルギー帯の電子またはイオン粒子のデータを加え,より多角的にデータを調べることのできるシステムの構成を検討した.またイオノグラムからダイナミックスペクトル画像を作成し,イベント検出のインデックスとして利用することを検討した.
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