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1999 Fiscal Year Annual Research Report

体系的な高度先進医療等の在り方に関する調査研究

Research Project

Project/Area Number 11800017
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (B)

Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

杉町 圭蔵  九州大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00038762)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斉藤 英彦  名古屋大学, 医学部, 教授 (20153819)
福井 次矢  京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (50208930)
本庶 佑  京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (80090504)
郡司 俊秋  東京大学, 医学部, 助手 (80250207)
橋爪 誠  九州大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90198664)
浅野 茂隆  東京大学, 医科学研究所医学部, 教授 (50134614)
大江 和彦  東京大学, 医学部, 教授 (40221121)
Keywords高度先進医療 / トランスレーショナル・リサーチ / Evidence based medicine / 高度先端医療開発センター / 国立大学医学部 / マッチング機構
Research Abstract

(研究の目的、方法)21世紀のわが国の医学、医療の分野は、社会環境、科学技術の発展に伴い、その在り方が変化することが見込まれるなかで、急速に進展する生命科学研究等を臨床の場へ効率的かつ迅速に応用する必要がある。しかしながら、新しい治療薬の開発といった、実地臨床につながる独創的な研究は、欧米に比べると極めて立ち後れている。それ故に当研究においては体系的な高度先進医療等の在り方について国内外の研究開発動向、技術動向を調査するとともに、21世紀における先進的医療の在り方についてのイメージを策定し、臨床応用の可能性について調査する。さらには、調査結果に基づいて21世紀の先進的医療の技術課題を明確化するとともに研究開発促進策、普及促進策、研究開発体制および普及条件整備等のための指針を策定する。
(本年度の研究の結果)各班員による調査の結果、我が国では、基礎研究分野では、欧米と同等の成果をあげているが、それを臨床応用させるという点で、欧米に極めて立ち後れている現状が明らかになり、その原因として1.大学医学部研究者の意識2.大学医学部での研究体制、3.マッチング機構の欠如、4.情報公開の欠如、5.企業化精神や独創性の欠如、6.研究体制における人的流動性の欠如、7.公的資金の効率的配分における問題8.国際的学術ネットワークの欠如、等が問題点として指摘された。また、これらを解決するためには、我が国が真の発見を生む研究環境とその発見を速やかに産業化に結びつける場を作るという2つの課題を速やかに成し遂げなくてはならず、研究と医療の現場を結びつけるトランスレーショナル・リサーチの場を整備する必要性が示された。さらに、我が国における高度先進医療を進める具体的方策として1.国立大学医学部における診療・研究体制の在り方、2.高度先端医療開発センターの設置、3.治験体制の整備・充実、4.特許申請の迅速化などの法制面のシステム整備、5.マッチング機構の整備、6.研究開発ネットワークの整備、7.EBMの考え方の普及と社会基盤の充実、8.教官の意識の改革、9.医学研究を進める上での倫理的問題の取り扱いについて、等が早急に見直されるべき事項として提案された。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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