1999 Fiscal Year Annual Research Report
聴覚障害児・者の遠隔地通信ならびに遠隔地協同作業に関する基礎的検討
Project/Area Number |
11832022
|
Research Institution | Tsukuba College of Technology |
Principal Investigator |
内藤 一郎 筑波技術短期大学, 電子情報学科, 助手 (00237182)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 伸子 筑波技術短期大学, 電子情報学科, 助手 (90279555)
石原 保志 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター, 助教授 (70212917)
荒井 孝昭 筑波技術短期大学, 電子情報学科, 助教授 (70232014)
|
Keywords | 聴覚障害児 / 聴覚障害者 / 手話 / 遠隔地通信 / 協同作業 / 共同作業 / コミュニケーション / テレビ電話 |
Research Abstract |
今後、聴覚障害児・者がテレビ電話などを活用した遠隔地同士の通信ならびに協同作業が可能になってくると期待される。そのためのより効果的なシステムの構築ならびに利用方法の検討を目的として、本年度以下の検討を行った。 1 実験用システムの構築と予備実験 実際に評価実験を行うためのシステムを構築し、簡単な予備実験を実施した。その結果を基に、評価実験を行う際の注意点、システム上の問題点、評価実験時に記録する内容やその評価方法などに関する検討を進めて、評価実験のためのシステム改良を行った。 2 聴覚障害者同士の日常会話場面での実験とその評価 実験用システムを用いて日常会話場面での聴覚障害者同士の遠隔地通信の評価実験を行った。評価は、実験前後に行った被験者へのアンケートの変化ならびに実験で交わされた会話の内容、手話表現の変化、会話時の表情やしぐさなどで行った。 3 聴覚障害学生への教師指示場面での実験とその評価 実験用システムを用いて教師が聴覚障害学生へ指示・指導を行う場面での遠隔地通信の評価実験を行った。評価内容は日常会話場面での実験と同じ形式で行った。 4 聴覚障害者の遠隔地通信に関する評価分析 日常会話場面での評価実験ならびに教師指示場面での評価実験の結果を比較検討し、聴覚障害者が遠隔地通信を行う際の問題点や注意点などの評価分析を行った。
|