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1999 Fiscal Year Annual Research Report

障害種別アプローチによる「障害アイデンティティ」析出の可能性の検討

Research Project

Project/Area Number 11871033
Research InstitutionKansai University

Principal Investigator

杉野 昭博  関西大学, 社会学部, 助教授 (30247895)

Keywords障害者福祉 / 障害児教育 / 障害者自立生活センター
Research Abstract

平成11年8月23日より26日まで兵庫県立総合体育館でおこなわれた「第7回全国障害高校生リ-ダ-大会:障害者甲子園」(主催:「障害者甲子園」実行委員会・メインストリ-ム協会)の全日程を観察・記録した。この大会は、兵庫県の障害者自立センタ-「メインストリ-ム協会」(代表:廉田俊二)が1993年以来毎年開催しており、その継続性、参加者の障害の多様性、および「障害をもつ者同士の仲間づくり」という趣旨の点から、本研究の目的に最適な研究対象であると判断した。
大会は「スタッフ」と呼ばれるメインストリ-ム協会の成人障害者8名の助言のもとに、健常高校生グル-プの「実行委員」14名が企画・運営し、「ガイジン」と呼ばれる「成人健常者」のボランティア13名が器材運搬・会場設営などを行う。「参加者」は主として全国の養護教育諸学校から招待された障害高校生45名であり、その障害は視覚・聴覚・肢体にわたり多様である。加えて、「参加者」を直接介助する「当日ボランティア(当ボラ)」と呼ばれる健常高校生38名が寝食をともにする。大会の内容は、講演会・交流会・グル-プツア-・分科会・1分間スピ-チ・全体討論会であり、集団別行動となるグル-プツア-と分科会では研究補助者の協力を得て2〜4の集団活動を記録できた。
大会開催前後においては、主として「メインストリ-ム協会」のスタッフから、これまでの大会の経緯や実施過程、および大会後の感想や反省についてインタビュ-した。
次年度は今年度収録したビデオテ-プやインタビュ-記録の整理と分析をした上で、主として、聴覚障害および肢体障害をもつ大会参加者への個別インタビュ-を行いたい。また研究過程において、「実行委員」「当ボラ」「ガイジン」などの健常者の参加者が「障害高校生」をどのように認識したのかという点についても調べる必要性を感じた。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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