2000 Fiscal Year Annual Research Report
アジア・大平洋地域における人口移動変化の総合的研究
Project/Area Number |
12308002
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石川 義孝 京都大学, 文学研究科, 教授 (30115787)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 眞一 神戸大学, 経済学部, 教授 (80030683)
杉浦 和子 福井大学, 教育地域科学部, 助教授 (50155115)
中川 聡史 神戸大学, 経済学部, 助教授 (10314460)
熊谷 圭知 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (80153344)
久武 哲也 甲南大学, 文学部, 教授 (70108968)
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Keywords | 人口移動 / アジア・大平洋 / 移民 / 人口統計 |
Research Abstract |
メンバー全員による第1回集会をまず平成12年8月1日に開催し、本研究計画の基本的な目的を確認するとともに、今後の研究の具体化をめぐって、意見を交換した。ついで、分担者ごとに対象国を限定し、国立情報学研究所や商業用データベースDIALOGを用いつつ、主にわが国で入手しうる文献を中心に、既往の研究文献や関連統計資料の検索・収集を開始した。そして、これまでの研究の方向を整理し、担当国ごとに、先行研究の到達点と未解明の問題点を提示に努めた。 さらに、一部の分担者は、担当国に出かけ、人口移動データとそれを説明する社会経済データの収集を行い、その成果に基づき、移動データの分析作業に進んでいる。 第2回集会は平成13年1月8・9日に開催し、各分担者が対象国の人口移動をめぐっての発表を行った。既往文献の整理やデータの収集状況には、率直なところ、分担者ごとにまだ差違がある。また、今後、どのような具体的な角度から分析を進めるかの討議も行った。アジア・太平洋地域における人口移動の重点は、国内移動もさることながら、同地域内部での活発な国際移動にある。本計画では、今後、国内移動のみならず、当該国をめぐる国際移動の解明にも、一定の関心を注ぐべきことを確認した。 さらに、国際地理学連合の「グローバル化と人口流動」研究グループの活動との連携をはかるべく、上記の2回の集会のさいに、代表者が同グループの活動状況の説明を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Yoshitaka Ishikawa: "Migration turnarounds and schedule changes in Japan, Sweden and Canada"Review of urban and Regional Development Studies. 13-1. 20-33 (2001)
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[Publications] Yoshitaka Ishikawa et al.: "An analysis of inter-municipal migration flows in Japan using GIS and spatial interaction modeling"Geographical Review of Japan. 73B-2. 165-177 (2000)
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[Publications] Kazuko Sugiura (Tanaka): "A preliminary analysis of spatial trajectories of residential migration in Pretoria, South Africa"Geographical Review of Japan. 73B-2. 119-138 (2000)
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[Publications] Satosh,Nakagawa: "Internal migration in today's Japan"Geographia Polonica. 73-1. 127-140 (2000)
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[Publications] 高橋眞一: "第二次大戦後タイの人口統計と人口変動"経済学研究年報. 47(掲載予定). (2001)
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[Publications] Yoshitaka Ishikawa et al.: "hierarchical destination choice and spatial interaction modelling : a simulation experiment"Environment and Planning A. 33(forthcoming). (2001)