2002 Fiscal Year Annual Research Report
多元性のある日本語教育教材研究及び作成―欧州広領域での使用を目指して
Project/Area Number |
12358001
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Research Institution | Kyoto University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
鎌田 修 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (20257760)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平高 史也 慶応大学, 総合政策学部, 教授 (60156677)
坂本 正 南山大学, 人文学部, 教授 (60205771)
川口 義一 早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (70120912)
代田 智恵子 佐賀大学, 留学生センター, 助教授 (20325583)
山内 博之 実践女子大学, 文学部, 助教授 (20252942)
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Keywords | 欧州日本語教材 / 教材バンク / 共有 / 多元性 / 国際情報交換 / 標準化 / 接触場面 / コンピュータ化 |
Research Abstract |
1.5月6日京都にて接触場面パイロット調査。ヨーロッパからの留学生2名と日本人大学生1名が実際に計画を立て、観光に行く様子をデジタルビデオカメラとMDプレイヤーで記録する。 2.6月22日佐賀にて接触場面パイロット調査。ヨーロッパからの留学生1名と日本人大学生1名が佐賀県吉野ケ里遺跡に観光に行く様子をデジタルビデオカメラとMDプレイヤーで記録する。 3.7月20日・21日京都にて第1回目の会議。J.V.ネウストプニー先生と宮崎里司先生を迎えての「接触場面」についての講演の他、先に行われた接触場面パイロット調査の報告と教材化に関わる討議。 4.8月27日エジンバラにて接触場面調査。エジンバラ大学の学生が日本語教師に市内を案内する様子を、デジタルビデオカメラとMDプレイヤーで記録。 5.9月2日マーストリヒトにて接触場面調査。現地の日本語学習者が日本人大学生と日本語教師を観光に連れて行く様子をデジタルビデオカメラとMDプレイヤーで記録。 6.9月7日、8日ブダペストにおける欧州日本語教師会(ヨーロッパ日本語教育シンポジウム)にて鎌田修(代表)が講演、由井紀久子が研究発表を行う。 7.9月10日ブダペストにて現地の日本語学習者が日本語教師を観光に連れて行く様子をデジタルビデオカメラとMDプレイヤーで記録。 8.9月12日パリ現地の日本語学習者が日本語教師を観光に連れて行く様子をデジタルビデオカメラとMDプレイヤーで記録。 9.10月6日京都にて第2回会議。夏に行った接触場面調査から得られたデータを基に、実際に接触場面のタグ付け作業を行う。また、ベルリン会議に向けての具体的な構想を打ちたてる。 10.10月31日第1回ベノレリン会議準備会。京都外大のメンバーで日程などの調整を行う。 11.11月14日第2回ベルリン会議準備会。会議のスケジュールや分科会の班分けについて協議。 12.12月6日〜7日ベルリン日独センターにてベルリン会議開催。ワークショップ形式で、接触場面のタグ付け作業等を行う。 13.2月9日京都にて第3回研究会議。ベルリン会議での作業を踏まえての討議を行う。接触場面の目録化、来年度の活動について話し合う。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 欧州教材プロジェクト: "科学研究費プロジェクト「多元性のある日本語教育教材研究及び作成-欧州広領域での使用を目指して-」平成14年度主要活動「ベルリン会議」報告"京都外国語大学日本語学科『無差』. 10号. (2003)
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[Publications] 鎌田 修: "接触場面の教材化-多元性のある日本語教材の作成を目指して-"The 14^<th> Conference of the Central Association of Teachers of Japanese : Proceedings. 150-165 (2002)
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[Publications] 鎌田 修: "接触場面の教材化-ヨーロッパと日本を舞台に-"ヨーロッパ日本語教育. 7号. (2003)
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[Publications] 由井 紀久子: "日本語学習者の語彙選択"ヨーロッパ日本語教育. 7号. (2003)