2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12371009
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
BHASKARARAO Peri 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (00272617)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
峰岸 真琴 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (20190712)
高島 淳 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (40202147)
町田 和彦 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (70134749)
山下 博司 東北大学, 言語文化部, 助教授 (20230427)
奈良 毅 清泉女子大学, 人文科学研究所, 教授 (90014464)
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Keywords | インド / ヒンディー語 / カンナダ / ベンガル語 / マラーティー語 / サンタル語 / ムンダ語 / トダ語 |
Research Abstract |
研究実績は以下のとおり. 本年度は、語彙および文法に関する調査表を、ヒンディー語および英語を中心として再構成し、データベース化した。 特に文法項目については、南アジア地域に特有の形態統語論的な文の特徴を調査するための、調査項目についての検討を行い、調査票を作成した。具体的には、非主格形の主語をとる与格構文の有無と、その実態などを知るための調査項目を追加した。 また、調査票作成に関しては、インド国内だけでなく、東南アジア、チベットなど周辺地域の諸言語との対照研究を念頭に置いて、チベットおよびオーストロネシア地域の調査における語彙、文法項目も参照した。特に東南アジアでは、動詞とその直接補語となる名詞の意味的な関係(道具、目的地など)に注目し、調査項目を追加した。 この共通の調査票を用いて、インド各地において調査を行った。ヒンディー語、カンナダ語、ベンガル語などの主要な公用語について調査を行ったほか、ムンダ語、サンタル語、トダ語などの少数民族語などの調査も行った。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 高島淳: "「グランタ文字」"『華麗なるインド系文字』(町田和彦 編). 白水社. 198-201 (2001)
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[Publications] 山下博司: "「マラヤーラム文字」「タミル文字」"『華麗なるインド系文字』(町田和彦 編). 白水社. 194-197 (2001)
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[Publications] Tsuyoshi Nara: "Japan Report on Studies of Endangered Languages of the World"Linguistic Heritage of India and Asia. CIIL. 311-317 (2000)
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[Publications] 峰岸真琴: "「孤立語研究の方向性について」"『アジア・アフリカ言語文化研究』. 60号. 237-247 (2000)
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[Publications] Toshiki Osada: "Personal Pronouns and Related Phenomena in South Asian Linguistic Area : Convergent Features or Convergence-Resisting Features?"The Yearbook of South Asian Languages and Linguistics. (2001)
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[Publications] 町田和彦 編著: "『華麗なるインド系文字』"白水社. 207 (2001)
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[Publications] Makoto Minegishi: "Santali Basic Lexicon with Grammatical Notes"ILCAA, Tokyo. 246 (2001)