2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12410007
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
川村 邦光 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30214696)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
冨山 一郎 大阪大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (50192662)
杉原 達 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40113138)
荻野 美穂 大阪大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (60194479)
池上 良正 駒沢大学, 文学部, 教授 (60122925)
中村 生雄 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50217832)
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Keywords | 戦死者 / 慰霊 / 鎮魂 / 遺骨 / 戦場 / 戦争体験 / 靖国神社 / アジア太平洋戦争 |
Research Abstract |
一昨年度の4回、昨年度の3回の研究会に引き続いて、今年度は研究会を4回開催することができた。本研究会では、研究分担者に加えて、他大学の研究者、また大阪大学の大学院生にも発表やコメントを依頼して、他大学の研究者との交流をはかるとともに、若手研究者の養成と大学院教育の充実を目指した。 第8回研究会(平成14年4月8日)では、植野真澄(大阪大学大学院生)が「戦後日本の傷痍軍人」と題して発表し、コメントは兵頭晶子(大阪大学大学院生)と川村邦光が行なった。第9回研究会(平成14年5月31日)では、喜多村理子(大阪大学大学院生)が「徴兵除け祈願から武運長久へ」と題して発表し、コメントは植野真澄と川村邦光が行なった。第10回研究会(平成14年6月28日)では、木田元(中央大学名誉教授)が「私の戦争体験」と題して発表し、コメントは中村生雄と川村邦光が行なった。第11回研究会(平成14年7月14日)では、「戦死者の慰霊施設をめぐって」と題して、山折哲雄(国際日本文化研究センター所長)が発表し、コメントは川村邦光が行なった。第12回研究会(平成14年12月13日)では、丸山泰明(大阪大学大学院生)が「出来事と死者をめぐる記憶」、川村邦光が「女の靖国をめぐって」と題して発表し、コメントは伊藤遊(大阪大学大学院生)と植野真澄が行なった。3年にわたって、12回の研究会を催し、他大学の研究者との交流を深め、大学院教育の一環として活用できたと考える。杉原達が秋田県大館市、池上良正が青森県弘前市、川村邦光が沖縄県で調査した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 川村 邦光: "日常性/異常性の文化と科学"岩波講座 近代日本の文化史. 5. 85-117 (2002)
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[Publications] 川村 邦光: "戦死者とは誰か"日本学報. 21. 1-11 (2002)
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[Publications] 川村 邦光: "Memorializing the Dead"Echoes of Peace. 63. 13-15 (2002)
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[Publications] 川村 邦光: "戦争と民俗学"比較日本文化研究. 7. (2003)
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[Publications] 荻野 美穂: "生殖から考える性差"アエラムック ジェンダーがわかる. 106-109 (2002)
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[Publications] 杉原 達: "記憶がよみがえり、保ち続けられるということ"岩波講座 近代日本の文化史. 8. 1-3 (2002)
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[Publications] 杉原 達: "中国人強制連行"岩波書店. 220 (2002)