2000 Fiscal Year Annual Research Report
日本宗教史に関する基礎的な研究資料の編集刊行による研究の国際化の推進
Project/Area Number |
12410008
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
スワンソン ポール 南山大学, 総合政策学部, 教授 (20229272)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
チルソン クラーク 南山大学, 宗教文化研究所, 研究員
奥山 倫明 南山大学, 人文学部, 助教授 (30308928)
キサラ ロバート 南山大学, 人文学部, 助教授 (80278308)
寺尾 寿芳 和歌山信愛女子短期大学, 助教授
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Keywords | 日本宗教 / 紳道 / 日本仏教 / 民俗宗教 / 新宗教 / 日本のキリスト教 / シンボリズム / ジェンダー |
Research Abstract |
本年度中4月から1月までに研究分担者、研究協力者、さらに時折は外部からの助言者を交え計8回の会合をもった。そこにおいて、本研究が最終的に刊行することを目指している、日本宗教史研究の現状を踏まえたガイドブックの構成について、意見交換を行なうとともに、それぞれが分担した資料収集の状況につき報告、検討を行なった。その間、11月にアメリカ合衆国テネシー州ナッシュビルで開催されたアメリカ宗教学会(American Academy of Religion)に研究代表者ポール・スワンソンがクラーク・チルソンとともに参加し、ハワイ大学出版局担当編集者、また国内外の日本宗教研究者と活発な意見交換を行なった。 以上のような経緯により、研究成果となるガイドブックについて、我在次のような構成を構想している。 1.資料一覧(文献ならびにオンライン資料のリスト) 2.具体的な研究の手引き(図書館の使い方、宗教関係の専門図書館等の案内などについての概説) 3.研究領域と研究状況についての概説 (1)主要な伝統宗教ごとの概要(日本宗教、神道、日本仏教、民俗宗教、新宗教、日本のキリスト教)。(1)については、すでに外部の研究者への寄稿の依頼を行なっている。 (2)時代別の概要(古代、古典期、中世、近世、近代、現代) (3)重要なテーマ別の概要(シンボリズム・儀礼・芸術、文学と聖典、国家と宗教、地理と環境、思想史、ジェンダー)。 4.研究機関一覧 5.研究資金についての情報の提示 6.その他
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 寺尾寿芳: "文化と霊性"宗教研究. 326. 119-141 (2000)
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[Publications] Okuyama,Michiaki: "Approaches East and West to the History of Religions"Japanese Journal of Religious Studies. 27/1-2. 99-114 (2000)
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[Publications] Chilson,Clark: "The Creation of a Holy Man"南山大学国際教育センター紀要. 1. 12-30 (2000)