2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12410131
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
金原 理 熊本大学, 文学部, 教授 (10039977)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福沢 清 熊本大学, 文学部, 助教授 (80136697)
ROSEN Alan 熊本大学, 教育学部, 外国人教師
西川 盛雄 熊本大学, 教育学部, 教授 (30040489)
里見 繁美 熊本大学, 文学部, 助教授 (90170802)
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Keywords | ラフカディオ・ハーン / 小泉節 / ハーバート・スペンサー / 松江 / 熊本 / 第五高等学校 / 博物志 / 滝沢馬琴 |
Research Abstract |
本年度は、初年度に当たるのでまず研究設備を充実させ、学会やシンポジウムを通して研究成果を世に問うことを目標とした。ハーン生誕150年目の2000年にはさまざまな催しが行われたが、これに積極的に参加をし研究の厚みをますことを研究実施計画に掲げた。この実施計画に沿って研究活動を行って来たが、その成果の内、年度内に活字化できなかった研究一年度内に活字化できたものについては裏面に記した通りである。一には、以下のようなものがある。 Ο熊本市主催;市民講座(熊本21世紀市民講座):西川盛雄「ハーンのみた日本の詩歌(俳句・短歌)」里見繁美「ハーンにおけるスペンサーの影響」 Ο熊本県立図書館主催;生涯教育講座:西川「異文化を生きたラフカディオ・ハーン」里見「ハーンの生涯について」 Ο第2回五高記念館公開講座:ローゼン・アラン「ハーンと夢」福沢清「教育者としてのハーン」里見「ハーンの熊本作品とスペンサー」西川「ハーンの西洋と東洋」金原理「ハーン作品『鮫人の感謝』の背景をめぐって」 Ο低温工学・超伝導学会全国大会:里見「西洋VS.日本:ラフカディオ・ハーンの姿勢」(講演)、等。 なお福沢と里見は海外調査に従事し、ともにハーンが青春時代の足跡を残したイギリスとアイルランドを調査した。その成果の一端は上記の報告に活かされている。
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[Publications] ローゼン・アラン: "An Anatomy of Loneliness : Hearn as Foreign Teacher"熊本大学教育学部紀要. 49. 253-267 (2000)
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[Publications] ローゼン・アラン: "ハーンが抱き統けた孤独と不安"ラフカディオ・ハーン生誕150年シンポジウム報告書(熊日新聞). 48-52 (2001)
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[Publications] 里見繁美: "ハーンが強調した日本人の美徳"ラフカディオ・ハーン生誕150年シンポジウム報告書(熊日新聞). 45-48 (2001)
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[Publications] 西川盛雄: "ハーンが残した警告と示唆を生かして"ラフカディオ・ハーン生誕150年シンポジウム報告書(熊日新聞). 58-59 (2001)
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[Publications] 西川盛雄: "ハーン先生と漱石先生"熊本日日新聞. (2001)
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[Publications] 里見繁美: "アメリカ文学と狂気(共著)"英宝社. 367 (2000)