2001 Fiscal Year Annual Research Report
中国における食料の総合供給能力と長期需給展望に関する国際共同研究
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12430015
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Research Institution | ST. Andrew's University (MOMOYAMA GAKUIN UNIVERSITY) |
Principal Investigator |
巌 善平 桃山学院大学, 経済学部, 教授 (00248056)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀田 和彦 九州大学, 大学院・生物資源研究科, 助教授 (00192740)
沈 金虎 京都大学, 大学院・農学研究科, 講師 (70258664)
浅見 淳之 京都大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (60184157)
胡 柏 愛媛大学, 農学部, 教授 (80248624)
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Keywords | 食料生産 / 家計消費 / 食料貿易 / 産地移動 / 流通制度 / 農地請負制度 / 農家就業構造 / 需給調整 |
Research Abstract |
平成13年度交付申請計画書に従って、農家調査、現地考察を行い、研究成果を披露する公開ワークショップを開催した。 (1)江蘇省酒場県の200農家世帯を対象に、農一業経営、農家労働力の就業状態、農家の生活状況などの客観的状況と農村社会経済のさまざまな側面に関する農民達の主観的な判断を反映する個票を用いて、調査を実施した。データベース化されたこれらの個票資料に対する初歩的な分析からでも示唆に富む情報が得られた。体系的なデータ解析の土台が出米上がっている。 (2)内陸部の湖南省と沿海部の浙江省を対象に、農業行政と農家などをヒアリングし、食糧の生産、流通、消費、価格などに関する豊富な一次情報を入手した。ここ数年進められてきた農業の構造調整が沿海と内陸でそれぞれ異なった形で現れていることが明らかとなった。比較劣位となっている浙江省の食糧生産が大幅に圧縮され、労働・資金集約型の施設園芸や養殖業が急成長している。内陸の湖南省でも、適地適作の原則で食糧の生産構造の調整が推し進められている。 (3)農家調査および現地調査から得られた一次データとさまざまな統計資料を駆使して、各分担者は、それぞれの設定した課題の分析に取り組んだ。各自の中間研究成果が2001年12月の公開ワークショップにて発表され、関係者から一定の評価が与えられた。それらの研究成果を取りまとめて研究報告書として公開する。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 厳 善平: "中国農村労働力の地域間移動とその決定要因"桃山学院大学総合研究所紀要. 27(2). 1-19 (2001)
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[Publications] 厳 善平: "中国における農産物貿易の動向とWTO加盟の影響"ジェトロ・中国経済. 433. 16-29 (2002)
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[Publications] 厳 善平: "農業経営と農産物流通の変化"農業と経済. 68(5). 8 (2002)
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[Publications] 沈 金虎: "中国農村の家計需要構造とその変化に関する計量分析"農林業問題研究. 37(2). 11-23 (2001)
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[Publications] 沈 金虎: "中国の農民負担問題-現状、根源と解決策について-"京都大学生物資源経済研究. 7. 57-83 (2001)
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[Publications] 沈 金虎: "中国WTO加盟と日本民衆への影響"農業と経済. 68(5). 8 (2002)
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[Publications] 厳 善平: "農民国家の世紀的課題-現代中国農村経済研究"名古屋大学出版会(見込み). 300 (2002)