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2000 Fiscal Year Annual Research Report

木質複合廃棄物の炭化形成と燃焼に関する基礎研究

Research Project

Project/Area Number 12460075
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

有馬 孝礼  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10144057)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斉藤 幸恵  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (30301120)
信田 聡  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (00201541)
Keywords木炭 / キチン / ホルムアルデヒド / 高温TG-DTA / 解体材 / 熱分解 / 吸着性能 / リサイクル
Research Abstract

スギ材、竹、リサイクル製品であるパーティクルボード、MDFなどの炭化について検討し、加熱温度の違いによる段階的に製造された炭の安定型廃棄物、炭素ストック源としての評価と並んで吸着、保水など機能性に関連する基礎的な知見を明らかにした.また、生ゴミに混入するであろうキチンについても炭化条件を換え、吸湿性およびホルムアルデヒドの吸着性能について検討した。とくに吸着性能と吸着表面積の関係について検討を行ったが、キチンの場合は重量当たりの吸着量は木炭などに劣るものの、その吸着表面積当たりに換算すると反対に大きくなることが認められた.
生ゴミ、解体材や型枠廃材などは異物混入が多彩になってきており、その中間過程で生じる炭化について、木質廃棄物を軸として各種異種材料との混用、とくに粘土混入と炭化処理をあわせたセラッミク技術による複合された材料の機能性の付与とその利用、保管、投棄の安全、安定化について検討した。
各種生物材料の焼却過程で生じる炭化形成の解析は各種条件下での熱分解の熱分析が基本となり、今回購入予定の差動型高温TG-DTAはその有力な機器となった。さらに熱分解についてはDSCを用いた詳細な検討を開始したが、異物混入によって生じる燃焼、炭化物の性状を、今後現実の場で最小限の管理が可能な条件で明らかにしたい.とくに炭化物の機能性付与については分解ガスの状況から考えると二段燃焼が必要と思われる.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 有馬孝礼: "木質廃棄物・リサイクル"木材工業. 55. 541-544 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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