2003 Fiscal Year Annual Research Report
非漢字圏外国人学習者の漢字語彙力測定のための標準テストの開発
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12480059
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Research Institution | UNIVERSITY OF TSUKUBA |
Principal Investigator |
加納 千恵子 筑波大学, 文芸・言語学系, 教授 (90204594)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
衣川 隆生 筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (30282289)
小林 典子 筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (00241753)
酒井 たか子 筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (40215588)
小野 正樹 筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (10302340)
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Keywords | 非漢字圏学習者 / 漢字語彙力測定テスト / WEB版テスト / 音声処理問題 / 受験のためのマニュアル |
Research Abstract |
本年度は最終年度に当たり、非漢字圏外国人学習者のための漢字語彙力測定テストのWEB版(プロトタイプ版)を外部にも公開することを目指し、データ収集およびテスト内容の改善に取り組んだ。 (1)WEB版(プロトタイプ版)漢字語彙力測定テストを筑波大学留学生センターにおいて、5月、7月、9月、12月の4回にわたって実施し、合計58名の受験者の協力を得た。 (2)当初、WEB版(プロトタイプ版)漢字語彙力測定テストの研究成果は、日本語教育学会主催「日本語教育国際研究大会」(平成15年8月8日〜9日)に採択され、発表する予定であったが、SARSの流行の影響により当研究大会が平成16年8月6日〜7日に延期されたため、年度終了後に発表を行う予定である。 (3)海外の日本語教育機関(米国、韓国、オーストリア)からもテスト実施への協力の承諾が得られたが、WEB版(プロトタイプ版)漢字語彙力測定テストの動作環境の確保が難しく、何回か調整を試みたが、音声処理問題(2項目、計20問)の動作がうまくいかないため、年度内の実施には至らなかった。しかしオーストリアのウィーン経済大学においては、紙によるテストを実施することができ、結果データを実施担当者からExcelファイルで入手できた。(4)当初、12月〜1月の時期に、米国のUniversity of California, San Diegoにおいて、最終年度の研究総括会議を開催する予定であったが、当校におけるWEB版テストの実施が困難であることが判明したため、計画を中止し、筑波大学において会議を行った。 (5)4年間の研究成果をまとめる作業を分担し、研究成果報告書およびWEB版漢字語彙力測定テストの「受験のためのマニュアル」資料を作成して印刷した。
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Research Products
(2 results)