2000 Fiscal Year Annual Research Report
日本語教育遠隔研修システム(WebSTER)の研修効果の研究
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12480061
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Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
柳澤 好昭 国立国語研究所, 日本語教育センター・第一研究室, 室長 (80249911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
任都栗 新 東京学芸大学, 留学生センター, 助教授 (70208255)
佐々木 倫子 国立国語研究所, 日本語教育センター, 日本語教育指導普及部・部長 (80178665)
石井 恵理子 国立国語研究所, 日本語教育センター・日本語教育指導普及部・日本語教育研修室, 室長 (90212810)
鈴鹿 豊明 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社, ニュービジネス第5グループ, 技術員
岡本 泰次 富山通株式会社, ソフトウェア事業本部基幹ミドルウェア統括部・JAVA開発部, 課長
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Keywords | 研修 / 日本語教師 / 教育情報データベース / 自己研修 / マルチメディア / タスク / 共有 / 漢字・語彙指導 |
Research Abstract |
(1)基盤となる漢字・語彙データベースの作成と教師用データ作成プログラムの配布 日本語教師及び大学日本語教員養成課程の教育実習生(大学院生)に協力者を依頼し,教育現場での漢字・語彙指導での学習データ作成プログラムを協力者(大阪大学,東京学芸大学留学生センター,広島大学留学生センター,台湾・東海大学,文化外国語専門学校日本語科,合計15名)にマニュアルと一緒に配布。使用方法とファイアーウォールの設定の指導を行った。 (2)遠隔研修用教育情報共有プログラムの開発 協力者は,漢字・語彙指導で得られた学習データを配布したプログラムで各パソコンにデータベース化した。また,サーバにWebアクセスし,他の教師の教育情報を自身の授業に活用し,その結果を各自のパソコンのデータベースに入力する作業を行った。なお,サーバが協力者のハソコン内のデータベースを検索し,教育情報共有を可能とするプログラムの動作確認を済ませた(NECに開発委託)。 (3)自己研修活動プロトコル・データの収集 上記データの活用及びその成果を分担者と協力者間メーリングリストで共有し,テスト結果や学習難易度のデータの作成が教師の指導方法に大きく影響を与えることが分かった。 (4)マルチメディア型タスク・ブックの開発 マルチメディア教育研究会(東京学芸大学留学生センター内)の協力を得て,研修用マルチメディア型タスク・ブックの第一次プログラムを作成し,サーバで動作確認を済ませた(富士通ソフトウェア事業本部基幹ミドルウェア統括部JAVA開発部・日立ソフトウェアエンジニアリングが開発)。 (5)研修ニーズ調査の実施 名古屋でのシンポジウム並びにタイ・シンガポール等での面談調査を通じて,海外日本語教師に対する自己研修と教育情報の共有に関するニーズ調査を実施し,マルチメディア型タスクの素材情報を入手し,試行版マルチメディア型タスク・ブックを作成した。
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