2000 Fiscal Year Annual Research Report
外国語教育のためのWebサーバー/モバイル技術を活用した教育環境の基礎的研究
Project/Area Number |
12480101
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
大岩 元 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (20011679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西郡 仁朗 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (20228175)
和田 勉 長野大学, 産業社会学部, 教授 (70175149)
原田 康也 早稲田大学, 法学部, 教授 (80189711)
辰己 丈夫 神戸大学, 発達科学部, 講師 (70257195)
佐野 洋 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (30282776)
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Keywords | 外国語教育 / 多言語教育教材 / 遠隔学習 / WWW技術 / ユービキタス学習環境 / 教材データベース / 日本語教育 |
Research Abstract |
本年度の研究実施計画であげた三つの目標に関し、以下の研究を行った。 (1)語学教育事情調査・研究 今年度はインターネットとITを活用した外国語学習環境の研究開発動向と産業界の現状を調査しつつ、そのいくつかを授業の中で試用して問題点を検討した。特に、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)先端情報科学研究部で開発中のATR-CALL web版、Global English社の英語学習サイト、Minds and Technologies社のPeramo、Ordinate社のPhonePassについて開発者を交えて検討と議論を行った。(原田) また、語学学習、教育方法論の研究として、教育の情報化プロセスの分析、語学学習における情報化プロセスの進行、モバイル技術の語学教育における活用の可能性の検討を行った。(辰巳) (2)語学教材(多言語)のWEB型データベース化 市販またはWEB上で公開されている日本語・中国語・韓国語の学習素材を調査し、デジタル素材としてのカスタマイズの可能性を探った。また、それらをもとに、新たなマルチメディア教材を試作した。(西郡) モバイル語学学習環境の基礎的な研究を実施した。(1)英語教材の収集と分析を行い、英語学習教材の自動生成の枠組を検討した。(2)Webサーバーと教材データベースを連携する教材提供環境と多言語データベースの実装技術を調査し、一部実装実験を実施した。(佐野) (3)自己学習支援環境の調査と語学教育への応用検討 遠隔受講および講義記録のライブラリ化のできる教育支援システムを構想した。このシステムは、映像・音声および板書等を忠実に記録し伝送する一方で、それを文字認識・音声認識技術により記号化したものも同時に伝送・記録する。それにより、外国語教育を始めとする様々な分野において効果的な教育を実現するための、講義のライブラリ化とインターネットを通じた遠隔受講を可能にする。(和田)
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