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2001 Fiscal Year Annual Research Report

日本、ブラジル、米国における日系移民の異文化適応問題と精神健康の医療社会学的研究

Research Project

Project/Area Number 12490011
Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

朝倉 隆司  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00183731)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中山 和弘  聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (50222170)
園田 恭一  東洋大学, 社会学部, 教授 (20009898)
Keywords日系アメリカ人 / 日系ブラジル人 / 日系ブラジル人児童・生徒 / 生活適応 / 精神健康 / ホスト社会の受け容れ / 質問紙調査 / 国際協力研究
Research Abstract

今年度の実績は,1.日系アメリカ人の調査の実施,2.日系ブラジル人児童・生徒の生活適応と精神健康に関する調査の実施,3.昨年度の日系ブラジル人調査データの分析,4.平成10年に助成を受けた滞日日系ブラジル人に関する論文の投稿,5.来年度のブラジルでの調査実施のためのキーパーソンの探索,の5点である.
1.国際協力研究は継続中であるが,男性が120人(34.7%),女性226人(65.3%)で合計346人から回答が得られている.年齢は19〜39歳が30.6%,40〜60歳45.4%,61歳以上24.0%である.生活満足度を見ると36.4%が「非常に満足」,「満足」50.9%,「どちらともいえない」6.6%であり,90%以上が満足していた.日系人以外のアメリカ人に「非常によく受け容れられている」が25.4%,「受け容れられている」が65.9%とアメリカ人社会によく適応していることが示唆された.
2.豊田市,豊橋市の小・中学校の協力を得て,112名の児童・生徒から回答をえた.「イライラする」者が,小学生62.5%,中学生54.3%,「集中できない」がそれぞれ65.6%,52.5%,「何もやる気がしない」順に53.1%,63.8%と精神健康面での問題が伺われ,家庭生活や学校生活での適応状態が関連していた.
3.回答者の平均33.7歳で,男性50.2%,女性47.7%,日系人が78.3%,非日系人16.0%であった.生活に「非常に満足」15.2%,「満足」46.3%,「どちらともいえない」23.8%であり,日系アメリカ人より低い.周囲の日本人に「受け容れられている」が17.1%,「だいたい受け容れられている」が51.5%で日系米人よりやや低い.
4.Social Science & Medicineに投稿し,査読結果に基づき修正中である.
5.サンパウロ近郊,ノルデステ地方のキーパーソンを知ることができ,準備を開始した.

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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