2001 Fiscal Year Annual Research Report
複合高周波電流駆動による逆シアープラズマ電流分布制御と高性能化に関する研究
Project/Area Number |
12490026
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
図子 秀樹 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (20127096)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 瑞樹 九州大学, 応用力学研究所, 助教授 (30235189)
花田 和明 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (30222219)
中村 一男 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (30117189)
長谷川 真 九州大学, 応用力学研究所, 助手 (00325482)
上瀧 恵里子 九州大学, 応用力学研究所, 助教授 (40211297)
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Keywords | トカマク / 電流駆動 / 高速電子 / 閉じ込め / 熱入力 / 低域混成波 / スペクトルギャップ |
Research Abstract |
本研究の目的は超伝導トカマク装置であるTRIAM-1Mを用いて逆シアー配位の生成、維持、高性能化に関する総合的な研究を行うことである。次の項目に関しての研究が目的である。 (1)複合スペクトルを持つ高周波による電流駆動効率の向上とその物理の解明 (2)複合スペクトルの組み合わせによる逆シアー配位の生成とその物理の解明 (3)逆シアー配位の電流拡散時間をはるかに越える時間スケールでの制御法の開発と維持の確認 (4)逆シアー配位とプラズマ閉じ込めの関連とリサイクリング時間にわたる高性能状態の維持 本年度は高周波のスペクトルを重ね合わせることにより電流駆動効率改善に関する実験を行い、特に閾値パワー近傍での振る舞いを調べた。さらにECHを行い電子温度増加が電流駆動効率改善にどのようにかかわるのかについて調べた。以下の結果を得た。 (1)閾パワー近傍で改善モードへの遷移現象の頻度を調べることに成功した。 (2)ECHはイオン温度の減少を招く場合があり直接的に電流駆動効率改善モードのトリガーになっていないこと。 (3)ECH入射により電流が増すが増分のECHパワー依存性は見られない。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] K.Hanada, et al.: "Enhancement of RF current drive efficiency on TRIAM-1M"Journal of Plasma and Fusion Research. 77・3. 294-299 (2001)
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[Publications] H.Zushi, et al.: "Steady State experiments on current profile control and long sustainment of high performance LHCD plasmas on the superconducting tokamak TRIAM-1M"Nuclear Fusion. 41・10. 1483-1493 (2001)
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[Publications] K.Hanada, et al.: "Enhanced current drive efficiency in a long discharge on TRIAM-1M"Nuclear Fusion. 41・11. 1539-1542 (2001)
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[Publications] M.Sakamoto, et al.: "Recycling and wall pumping in long duration discharges on TRIAM-1M"Nuclear Fusion. 42・1. 165-168 (2001)