2001 Fiscal Year Annual Research Report
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12554009
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| Research Institution | The High Energy Accelerator Research Organization |
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Principal Investigator |
田中 万博 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (90171743)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野海 博之 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助手 (10222192)
家入 正治 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (50192472)
高崎 稔 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (70044782)
香川 学 日立電流(株), 土浦工場・製管部技術部, 部長
松本 教之 (株)トーキン, 電磁石担当部, 部長
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| Keywords | 大強度ビーム / 無機絶縁 / MIケーブル / 耐放射線 / JHF / 統合計画 / 中間子工場 / K中間子工場 |
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| Research Abstract |
本研究の最終目的は、完全に無機物にのみよって構成される超耐放射線電磁石を開発、完成する事である。
この目標を達成するために、(1)電磁石の励磁コイル用線材として、完全に無機物のみによって電気絶縁され、かつ数千アンペア以上の電流を取り扱えるものを開発する。(2)新開発された線材を用い、電磁石コイルを試作する。(3)コイルを既存鉄芯に組み付け、電磁石全体として完全無機絶縁のものを完成させ、長時間試運転を行う。 というステップで開発をおこなう。本超耐放射線電磁石の開発は三年度にまたがる研究計画となる。そのうち、初年度の目標である*長尺MICの製造技術を確立し、ホローコンダクタ2500A級MICを1本試作する。は順調に完了した。試作品の全長は予定していた60mに達した。試作品は電気的、機械的な検査に十分に合格した。二年目の本年は、*試作品の確立した製造技術を量産技術として確立する、事を目標とし、上記長尺MICの量産をおこなった。初期においていくつか品質管理上の問題に起因する絶縁不良が発生したが、その原因は初期引き抜き材料への金属粉の混入であることが判明し、初期材料を加工、成形する場所を、工場内から空調付きの簡易テントで隔離する処置をとった。その後量産は順調で、絶縁不良などは発生していない。この結果、来年度はコイルとして試作し、大型電磁石鉄芯と組み合わせた連続試運転を実施する予定である。この研究の途中経過は第17回電磁石技術国際会議で発表された。また、米国電気電子通信学会誌への掲載が決定している。
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